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「僕のスノーライフをより一層、心地よくしてくれる“未来的ギア”」(プロスノーボーダー・ミッケル・バング)

スノーボードのトップ選手は大きく2タイプに分けられる。まずはXゲームズ、冬季五輪といった世界規模の大会で活躍する“アスリート”たち。もう一方はバックカントリーでのフリーライディングを主戦場としているような“表現者”たち。

前者の象徴がショーン・ホワイトや平野歩夢選手なら、ミッケル・バングは後者の代表格だ。

ミッケル・バング
プロスノーボーダー・ミッケル・バング/1990年、ノルウェー・オスロ生まれ。16歳から国際舞台で頭角を現し、2010年には世界屈指の大会USオープンのスロープスタイルで優勝。12年頃からフリーライディングのシーンに移行。

「競技もフリーライディングも技術やコンディション次第で滑りの質にアップダウンがあるという点では同じ。ただ、大会のスケジュールや規制に従う必要がある競技と異なり、バックカントリーではどんなときでも気の向くままにパウダースノーの魅力を堪能できる。まさに僕の夢だったんだ」

世界中の雪山で自由かつクリエイティブなスノーライフを謳歌しているミッケル。その滑りに、近年さらにフレキシブルさを加えているのがフロントストラップを排した〈バートン〉のバインディングシステム《ステップオン》だ。いわゆるスノーボードの装着時に屈みながら“カチカチカチ”とストラップを締めるあの作業がまるまる省かれた画期的なプロダクトである。

〈バートン〉の《ステップオン》
この冬で3シーズン目のアップデートとなる〈バートン〉の《ステップオン》。両サイドに留め具の付いた専用ブーツとのマッチングによって、スキーのように立ったままワンタッチで装着可能。リフトを降りた流れのままガチャッと足を踏み入れ、スムーズに滑りに入ることができる優れもの。

「見ての通りとても未来的なギアだね。装着の手順が非常に簡単でありながら、爪先と踵が完璧なまでに固定されているので着用感は通常のバインディングとほとんど変わらない。いや、むしろエッジを利かせて足を踏み込んだときのボードへの反応はこちらの方がより迅速ともいえるね。これさえあれば、もう雪山で“二度と座ることがない”から多くの人に試してほしいな」

text: Kai Tokuhara photo: Yoshio Kato illustration: Shinji Abe

初出『Tarzan』No.778・2019年12月19日発売

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