カラダをアゲてくれる「走る前に飲む」サプリの実力|協和発酵バイオ《ヴェロックスチャージ》
これを飲めば走る前にカラダがアガるのでは?という期待を込めて試したのが、協和発酵バイオのサプリメント《ヴェロックスチャージ》。これ、サプリでは珍しい「走る前に飲む」タイプなのだ。
取材・文/黒田創 イラストレーション/羽鳥好美
初出『Tarzan』No.776・2019年11月7日発売
ようやく秋本番、となるとカラダがムズムズしてくるランナーたち。これから春までのシーズン、たくさん練習したいし、レースでもしっかり結果を残したいもの。
でも走り始めてすぐはカラダが重いのがツラいところ。30分、40分と走ってようやく脚も前に出るようになり、「この楽に走れる感じ最高じゃん」って頃になってハイ時間切れ。何かと忙しい我々現代人、特に平日に長時間走ると翌日の仕事に差し支えるし、脚への負担も大きい。もう少し最初からガンガン気持ちよく走れる方法ってないかなあ…。
もしかしたら、これを飲めば走る前にカラダがアガるのでは?という期待を込めて試したのが、協和発酵バイオのサプリメント《ヴェロックスチャージ》。これ、サプリでは珍しい「走る前に飲む」タイプなのだ。
主に含まれているのはアルギニンとシトルリン。この2種類のアミノ酸が、メーカーの独自配合により、NO(一酸化窒素)を効率的に作り出し、体内のNO濃度が高まることがわかっている。NOは有酸素運動によっても作られるため、このサプリを飲んで走れば相乗効果でNO濃度をさらに高められるのだ。
NOというのは運動中のパフォーマンスに大きく関わっている。つまりその濃度が高ければ、その分走っているときの快適度が高まるってわけ。実際はどうなの?ってことで、ランニングの30分前に水と一緒に飲み、いつもと同じキロ6分ペースで走ってみることにした。
あくまで筆者の実感だが、ナイトランにもかかわらず走り始めのカラダが妙に軽い。そしてラン開始後しばらくして訪れる呼吸の乱れも心なしか少ないようだ。そして、いつもならある程度の時間走らないと入れない「楽に走れるゾーン」への突入も拍子抜けするほど早い。言うなればカラダ全体のエンジンのかかりがかなりスムーズ。これならレース前の追い込みもかけやすいはず。
サプリ先進国のアメリカでは運動前、運動中、運動後とタイミング別に摂るべきサプリの棚が構成されているが、日本はそうではないしアスリートでもない限り理解している人も少ないはず。そんななかで摂取タイミングが「走る前に飲む」と明確なのは嬉しいし、走る前や運動前に習慣化しやすいのもポイントが高い。
誰にでも始められるプレワークアウトとしてのサプリ摂取で、心地よい秋のランニングシーズンをより良きものにしよう。