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ラグビーW杯:再び人々の心を震わせる実力を、今の日本代表は秘めている

ニュージーランドの“ハカ”と対峙する日本代表。11月2日、横浜での決勝戦で同じ“絵”を見たい!

ジャパンは初の予選リーグ突破を果たし、ベスト8の、さらにその先へ! 『ラグビーマガジン』元編集長のラグビージャーナリスト、村上晃一さん寄稿、ラグビー日本代表のもつ可能性について。

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11月2日、ジャパンが決勝の舞台に立つのは夢じゃない!

1987年の第1回大会以降、ラグビーワールドカップ(RWC)は、ニュージーランド(NZ)、オーストラリア、イギリス、フランスなどラグビーの強豪国でのみ開催されてきた。彼らにとっては慣れ親しんだ場所で実力が発揮しやすく、新興国が上位に進出するのは至難の業だった。

しかし、初めての日本大会での戦いは、気候、食事などすべての環境が未体験ゾーンだ。「日本大会は何が起きても不思議はない」。海外のラグビー関係者はささやく。初の決勝トーナメント進出を狙う日本代表には地の利があり、上位進出のチャンスはある。

優勝候補筆頭は3連覇を狙うNZ代表オールブラックス。世界ランキング1位に君臨し、スピード、パワー、スキル、すべての面で他チームをリードする。これを、イングランド、アイルランド、ウェールズのヨーロッパ勢、そして南アフリカ、オーストラリア、アルゼンチンの南半球勢が追う。近年急成長のアルゼンチンはダークホース的存在だ。

日本代表のフィジカル、フィットネスは過去最高レベル。

日本代表とオールブラックスの決勝戦の実現。それは、日本のラグビーファンの夢だ。

一次リーグは5チームずつが4プールに分かれ、各2位までが準々決勝に進む。日本代表はプールA、オールブラックスはプールB。オールブラックスはライバルの南アフリカと同じプールだが1位通過の可能性が高く、その場合、準々決勝でプールA2位と対戦する。

日本代表が決勝でオールブラックスと戦うためには、アイルランド、スコットランドという強豪を下し、全勝でプールAの1位になり、準々決勝、準決勝を勝ち抜かなくてはいけない。これは極めて難しい。準々決勝でオールブラックス相手に波乱を起こす方が、可能性はあるかもしれない。

日本代表のフィジカル、フィットネスは過去最高レベルにあり、スクラムにも自信を持つ。日本代表の戦術面を担当するアシスタントコーチのトニー・ブラウンは「RWCで新しいプレーを使う」と言った。挑戦者として毎試合、新しい戦術を駆使し白星を重ねるのだ。前大会で南アフリカを破り、世界を驚かせた日本代表に「不可能」という言葉はなじまない。再び人々の心を震わせる実力は十分に備わっている。

PROFILE

村上晃一/1965年生まれ。『ラグビーマガジン』編集長を経てラグビージャーナリストに。J SPORTSなどの解説者も。著書に『ラグビーが教えてくれること』がある。

文/村上晃一 写真/長岡洋幸 ©JRFU

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