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夏に快いターザン選書:ラッパー・ヤングハッスルが選ぶ“アガる”3冊

夏に快い読書とは何か? 「涼しさを求めて」「筋肉とモチベーション」「オリンピック」「快楽」。『ターザン』ならではの4つのテーマの選書から、その答えを探っていこう。本記事では、ラッパー・ヤングハッスルさんが選んだ3冊を紹介。

革命的な一冊です。

般若さんとTestosteroneさんの『筋トレ×HIPHOPが最強のソリューションである』は、ヒップホップがいかに筋トレのモチベーションを上げてくれるのかを説いた本。

ラッパー・ヤングハッスルが選んだ3冊。『筋トレ×HIPHOPが最強のソリューションである』Testosterone×般若
1. 『筋トレ×HIPHOPが最強のソリューションである』(Testosterone×般若著、文響社、1,880円)。マッチョ社長ことTestosteroneがラッパーの般若と共同で作った、ヒップホップとトレーニングの相性の良さを力説する一冊。

「言い訳とダンベルを目の前に並べろ」とか「昨日の自分を1ミリ超える」とかチャプターごとにテーマがあって、そのテーマに合った楽曲も紹介されていて、しかもその楽曲をダウンロードできるようになっている革命的な一冊です。自分が参加した「ワンモアレップ」という曲も紹介されています。

生きるうえで前向きになれる一冊。

『3週間続ければ一生が変わる』には13年前に出合いました。当時の俺はものすごいネガティブでしたが、そんな自分にポジティブ思考を教えてくれた本。

ラッパー・ヤングハッスルが選んだ3冊。『3週間続ければ一生が変わる』 ロビン・シャーマ
2. 『3週間続ければ一生が変わる』 (ロビン・シャーマ著、1,556円、海竜社)。新しい習慣を取り入れることで、生活の質を向上させることを推奨する自己啓発本。

モチベーションが上がるパンチラインもたくさんあって、特に好きなのは「失敗は成功への道」という一説。トレーニングだけじゃなく、生きるうえで前向きになれる一冊ですね。自分のファーストアルバムに『100% Positive』という曲があるんですが、そのリリックはこの本の言葉をかなりサンプリングしています。それくらい影響を受けました。

しっかりトレーニングして仕上げていきたいと思いました。

アメリカの有名なフィットネス雑誌『MUSCLE & FITNESS』の50セントが表紙のやつは完全にジャケ買いですが、彼のトレーニングに関するインタビューもよかったです。

ラッパー・ヤングハッスルが選んだ3冊。『MUSCLE & FITNESS』
3. 『MUSCLE & FITNESS』(あほうせん、絶版)。アメリカ発のフィットネスマガジン。50セントが表紙を飾ったのは、2010年3月号。

「体が仕上がっているときのほうが、いい曲が作れる」と言っていたのには、なるほどなと思いました。最近は筋トレに対するモチベーションが下がり気味だったんですが、改めてこの50セントの言葉を読んで、しっかりトレーニングして仕上げていきたいと思いましたね。

PROFILE

Young Hastle(やんぐ・はっする)/ラッパー。中学3年生のときにキングギドラに出会いラッパーを志す。2002年より活動開始。主なアルバムに『LOVE HASTLE』『Forever Living Young』『RETURN OF THE HASTLE』など。筋トレソング集に『Gym Time The EP』がある。

取材・文/鍵和田啓介 撮影/大嶋千尋

(初出『Tarzan』No.770・2019年8月8日発売)

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