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“スリップインするだけ™”じゃない!《スケッチャーズ スリップ・インズ》快適学。
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夏に快い読書とは何か? 「涼しさを求めて」「筋肉とモチベーション」「オリンピック」「快楽」。『ターザン』ならではの4つのテーマの選書から、その答えを探っていこう。本記事では、ラッパー・ヤングハッスルさんが選んだ3冊を紹介。
般若さんとTestosteroneさんの『筋トレ×HIPHOPが最強のソリューションである』は、ヒップホップがいかに筋トレのモチベーションを上げてくれるのかを説いた本。
「言い訳とダンベルを目の前に並べろ」とか「昨日の自分を1ミリ超える」とかチャプターごとにテーマがあって、そのテーマに合った楽曲も紹介されていて、しかもその楽曲をダウンロードできるようになっている革命的な一冊です。自分が参加した「ワンモアレップ」という曲も紹介されています。
『3週間続ければ一生が変わる』には13年前に出合いました。当時の俺はものすごいネガティブでしたが、そんな自分にポジティブ思考を教えてくれた本。
モチベーションが上がるパンチラインもたくさんあって、特に好きなのは「失敗は成功への道」という一説。トレーニングだけじゃなく、生きるうえで前向きになれる一冊ですね。自分のファーストアルバムに『100% Positive』という曲があるんですが、そのリリックはこの本の言葉をかなりサンプリングしています。それくらい影響を受けました。
アメリカの有名なフィットネス雑誌『MUSCLE & FITNESS』の50セントが表紙のやつは完全にジャケ買いですが、彼のトレーニングに関するインタビューもよかったです。
「体が仕上がっているときのほうが、いい曲が作れる」と言っていたのには、なるほどなと思いました。最近は筋トレに対するモチベーションが下がり気味だったんですが、改めてこの50セントの言葉を読んで、しっかりトレーニングして仕上げていきたいと思いましたね。
Young Hastle(やんぐ・はっする)/ラッパー。中学3年生のときにキングギドラに出会いラッパーを志す。2002年より活動開始。主なアルバムに『LOVE HASTLE』『Forever Living Young』『RETURN OF THE HASTLE』など。筋トレソング集に『Gym Time The EP』がある。
取材・文/鍵和田啓介 撮影/大嶋千尋
(初出『Tarzan』No.770・2019年8月8日発売)