いま着たい服、使いたいもの全部【Tarzan Locker-Room】|August 22, 2019
夏気分を最高潮にアゲてくれるのはトリコロール以外にない。『ターザン』本誌のファッション連載〈ロッカールーム〉より、旬のアイテムをお届け!
photos: Tomoo Ogawa styling: Shinichi Sakagami text: Kojiro Ichimura edit: Kyosuke Nitta
(初出『Tarzan』No.770・2019年8月8日発売)
目次
海、太陽、砂浜。夏がぎゅっと詰まったトリコロール。
白いボディに青と赤が映えまくりな〈ギャップ〉の《POLO STRAP》は、サラッとした着心地で清涼感も抜群。ゆったりした身幅も気分のド真ん中。3,694円(ギャップ/ギャップ新宿フラッグス、一部店舗限定発売)
砂浜を思い起こさせるサンドベージュが最高な〈コブラアパレル〉のナイロンショーツは、メッシュライニング仕様で水陸両用。ポケットがジップなのも気が利いている。3,900円(コブラアパレル/US HARAJUKU)
マリンブルーと赤ラインが際立つ〈ポロ ラルフ ローレン〉の《CHAR TOTE》。水着、タオル、レジャーシートなど、海に必要なものが全部詰め込める大容量が頼もしい。H37×W57cm。25,000円(ポロ ラルフ ローレン/ラルフ ローレン)
〈ニューバランス〉の《M990 v5》から完璧な夏色が登場。見えないアウトソールまでトリコロール仕様なのがニクい。28,000円(ニューバランス/ニューバランス ジャパン)
直球で潔く米国旗が配された〈フォーティーセブン〉のキャップ。3,500円(フォーティーセブン/フォーティーセブン・オーエスエム インターナショナル)
〈エル・エル・ビーン〉のビッグタオルは、縦91cm、横173cmと超大判。火照ったカラダをスッポリ包んでくれるし、砂浜に敷いてもいい。4,900円(エル・エル・ビーン/エル・エル・ビーン)
気分は常夏のハワイ。マハロ!
今年の梅雨は長かったから、とにかくウカレたい。となれば、ハワイの老舗ブランド〈オリジナル ジャムズ〉のセットアップ、一択だ。突き抜ける青空のようなブルーに、デカめな花柄プリントなんて遠目から見てもウカレているが、これぐらい派手でないと盛り上がりに欠けるし、むしろ鍛え上げたカラダにこそ似合う。オープンカラーシャツ12,000円、ショーツ9,500円(オリジナル ジャムズ/共にヘムトPR)
誰もが惚れる繊細なアップル。
小粋なコインケースに小銭を入れている大人はなんだかカッコいい。「タフで機能的でシンプルな道具の新しいスタンダード」というコンセプトを携えた〈トゥエンティー エイティー〉の《アップルコインパース》は、見た瞬間惚れるぐらい洒脱。経年とともにツヤが出る上質なキップレザーが使われていたり、エッジのステッチが丁寧だったりと、細やかな作りにもうっとりしてしまう。各8,000円(トゥエンティー エイティー/ヘイジー)
夜のビーチの心強いお供。
真夏の夜の海に羽織るべきシャツはこれだ。〈アルク・フェニックス〉の《クランクシャツ》は、4-wayストレッチの機能素材、プライムフレックスが採用されているから、シアサッカーなのに伸縮性があって、軽いうえに速乾。海風が涼しい夜も、蒸し暑い熱帯夜も、体温をベストな状態に調整してくれる。胸元のジップポケットも使い勝手がいい。21,000円(アルク・フェニックス/フェニックス クリエイティブ セレクト ストア)
夜の海と、東京タワー。
夏の雨の日に東京タワーを見るとセンチメンタルな気持ちになる。それはどこか夜の海辺の心模様にも重なる。〈ニューエラ〉の《9THIRTY®》シリーズから登場したのは、フロント芯を取り除いた柔らかいタイプの6パネルに、小さな東京タワーの刺繡がワンポイントでON。海風に吹かれながら砂浜に寝そべって感慨に耽る、なんていう超センチメンタルなシーンに欠かせない。3,800円(ニューエラ/ニューエラ)
使った瞬間、西海岸の潮風が香る。
日本の海もいいが、やはり米西海岸のビーチも恋しい。LAに拠点を構える〈バクスター オブ カリフォルニア〉と〈ハンドレッツ〉によるコラボの下、ハワイのアーティスト、アーロン・カイが波のグラフィックをあしらったグルーミングアイテムは、さっぱりとした洗い心地とミントの香りが爽快。バスルームに置くだけで気分は西海岸。シャンプー3,400円、ボディウォッシュ3,200円(バクスター オブ カリフォルニア/アントレックス)
どんな場所でも、無敵のハイスペック。
海、山、川、どこでも快適な無敵のサンダルを探している人に推したいのが〈サロモン〉の《RX BREAK 4.0》だ。あらゆる地形にフィットするcontagripを搭載したアウトソールと、クッション性の高いEVAミッドソールがタフなうえに心地よく、通気性に優れた3Dストラップメッシュが汗蒸れからも解放してくれる。それでいて、ぱっと見はローテクな佇まいっていうのがいい。6,000円(サロモン/サロモン)
タフなのに雑。そのギャップの虜。
野外でガシガシ使ってもヘタレない小物入れが取り急ぎ必要だ。〈カーカムス〉の《ペグバッグ》は、その名の通りキャンプ用のペグを収納するために作られたもので、とにもかくにも超タフ。13ozの丈夫なビニールを使っているから破れないし、防水性も強い。その頑丈さに反して、味わい深い雑なステッチと、MADE IN USAタグのポジショニングにアメリカを感じる。S1,800円、L2,700円(カーカムス/共にエイアンドエフ)
ウッドストックよ、永遠に。
野外フェスのハイシーズン。何を着ていくのが正解か。好きなミュージシャンやバンドのTシャツか。いや、今年は〈ヴォート メイク ニュー クローズ〉のTシャツを。1969年にNYで開催されたウッドストック・フェスティバルのロゴがプリントされていて、ウォッシュド仕上げで生まれたクタリとした風合いは60sヴィンテージさながら。伝説のフェスから50年の節目にこそ着たい。7,000円(ヴォート メイク ニュー クローズ/ウトス PR)
適当にかぶっただけで様になるハット。
海上がりに整髪するのは野暮だ。かといって、ボサボサなままだと品がない。〈C.E〉から今季リリースされたバケットハットは、ブリーチウォッシュ仕上げによってクタリと柔らかくなった質感が夏にぴったり。フィッティングも格別によくて頭全体にスッポリとフィットするし、ツバの短さも絶妙。そしてどことなく灼熱の夏を想起させるグラフィックのパッチがアクセントに。8,000円(C.E/C.E)
やみつきになる足裏の快感。
海やプールで泳ぎまくって疲れた後はリラックスできる健康サンダルに限るが、見た目がダサかったら話にならない。オーストラリアで絶大な人気を誇る〈ソウルズ〉のマッサージビーチサンダルは、オリーブの色味と気軽なトング型がそそられるが、実際履いてみるとびっくり。凹凸のあるクッションソールが、歩くたびに足裏に軽やかな刺激を与え、血行を高めてくれる。これは買い! 1,900円(ソウルズ/A-1 CLOTHING)
サングラスはクラシックに限る。
大人の品はサングラス選びにも表れる。この夏推したいのが、セルロイドという素材と、熟達した職人の手作業にこだわった東京のアイウェアブランド〈カーニー〉だ。リムの下半分だけに鼈甲柄を配した《grant》は、ボストン型を少しコンパクトにまとめたクラシックなシェイプがクール。カジュアルなら、開襟シャツやパナマハットと一緒に。リネンのスーツにも好相性だ。30,000円(カーニー/キャロル)
こんなキャリーを待っていたのだ。
1泊2日の真夏の小旅行に携えるべきは〈トゥミ×ソフネット〉のキャリーだ。最新作は、外装を〈ソフネット〉のブランドカラーであるネイビーで統一しつつも、ジップを開けると中はオリジナルのカモフラージュ、という遊び心が胸を打つ。軽量かつ耐久性に優れたポリカーボネートを使用していて、4輪もスイスイ滑らか。機内持ち込みも可。どこを取ってもパーフェクト。63,000円(トゥミ×ソフネット/ソフ)
INFORMATION
- ギャップ新宿フラッグス店 tel.03-5360-7800
- US HARAJUKU tel.03-5772-6340
- ラルフ ローレン tel.0120-327420
- ニューバランス ジャパン tel.0120-850997
- フォーティーセブン・オーエスエム インターナショナル tel.03-6721-0589
- エル・エル・ビーン tel.0422-79-9131
- ヘムトPR tel.03-6721-0882
- ヘイジー tel.092-711-8950
- フェニックス クリエイティブ セレクト ストア tel.03-6833-3430
- ニューエラ tel.03-5773-6733
- エイアンドエフ tel.03-3209-7575
- ウトス PR tel.03-6427-1030
- C.E www.cavempt.com
- サロモン tel.03-6631-0837
- アントレックス tel.0120-813321
- A-1 CLOTHING tel.03-6427-7943
- キャロル tel.03-5778-9596
- ソフ tel.03-5775-2290