ボディビルダー兼、元トレーナーが営む超絶タンパクリッチなカフェができた!

スイーツを糖質と脂質の塊と目の敵にするトレーニーに吉報! プロテインを使用した独自メニューが揃うカフェが東京・鶯谷にオープン。

取材・文/門上奈央 撮影/大内香織 イラストレーション/高橋 潤

(初出『Tarzan』No.768・2019年7月11日発売)

お店を切り盛りするのは、料理家でありコンテスト出場歴もある山崎志保さんだ。

「コンテストに出るまでは、タンパク質より野菜の摂取量の方を気にしてました。でもトレーニングを始めてから、タンパク質の重要性と必要量を摂る大変さを実感したんです」

タンパク質を食品で摂る苦労からプロテインを飲み始めるも、次第に味に飽きていった。そこで料理好きな山崎さんはプロテインバーをはじめ、プロテイン使用のメニューを手作りすることを思い立つ。

筋トレ仲間に配るうちに話題になり、料理教室をスタート。講師として活躍する傍ら、コンテストで好成績を残した。数々の経験を経て今回カフェのオーナーになったのだ。

山崎志保(やまざき・しほ)
山崎志保(やまざき・しほ)/新聞記者やトレーナーの経験を経て料理家に。〈日本プロテイン協会〉〈日本プロテイン&スイーツ普及協会〉専務理事を兼任。2007年ボディビルデビュー、受賞歴も多数。

経歴とともにレシピにも変化があった。作り始めた頃は、いかにタンパク質が多く摂れて、カロリー・糖質・脂質を抑えるかが最優先だった。しかし講師になってから最も大事にしているのは“おいしく味わえること”。

「運動する習慣がない人には“プロテイン=薬”というイメージがいまだにある気がします。でも運動しようがしまいが、全ての人にとってタンパク質は大切な栄養素。幅広い方に来ていただけるカフェにしたいです」

大豆プロテインスイーツとプロテinカクテル
左/大豆プロテインスイーツ(330円)、右/プロテinカクテル(750円〜)は1杯タンパク質15g

プロテインパウダーだけでなく卵や豆腐などの食材とミックスして作る、プロテインは天然由来の上質なものしか使わないなど、おいしさのバランスを追求。また、プロテインの使い分けにも工夫を凝らしている。

「ホイップやカスタードのクリーム系はホエイを使うとなめらかに仕上がる。パンケーキなどの焼きものはソイなどの豆系が合う。長年の試行錯誤から納得いくものだけをお出しします」

1品でタンパク質20g以上のものがメニューの大半を占める。

「一度にそのくらい摂れたら楽ですものね(笑)。でも今後少量のポーションも展開予定です」

こんなカフェを待っていた!

INFORMATION
プロテインスイーツ®カフェ&キッチン uguisu

プロテインスイーツ®カフェ&キッチン uguisu/〈宿家ホテル鶯〉に併設。宿泊客以外も飲食可。メニューはテイクアウトOK。住所/東京都台東区下谷2-5-7 宿家ホテル鶯ビル1F、電話番号/03-6802-4166、営業時間/11:30〜20:00(LO19:30)、木曜休。ameblo.jp/shiho5055