いま着たい服、使いたいもの全部【Tarzan Locker-Room】|May 9, 2019
『ターザン』本誌のファッション連載〈ロッカールーム〉より、旬のアイテムをお届け! 春らしい淡いベージュのセットアップを着たい季節だが、突然の雨や風にも用心したい。
photos: Tomoo Ogawa styling: Shinichi Sakagami text: Ryoko Iino edit: Kyosuke Nitta
(初出『Tarzan』No.763・2019年4月18日発売)
目次
雨にも風にも負けず、いつでもスマートに
〈ザ・ノース・フェイス〉の新作は、ぱっと見だとベーシック。でも意外にも超ハイスペック。撥水・透湿性を備えたテクニカルなハイベント®素材を採用しつつ、縫い目にフルシーム加工を施すことで水の浸入を完全シャットアウト。胸ポケも止水ジップ仕様で、細部まで抜かりなし。着心地はさらりとしていて軽やか。シワにもなりにくいし、かなり心強い。ジャケット38,000円、パンツ25,000円、(ザ・ノース・フェイス/ザ・ノース・フェイス スタンダード)
〈タピア ロサンゼルス〉のワイドスプレッドカラーシャツは、洗いが効いていてクタリとした風合いが魅力。28,000円(タピア ロサンゼルス/モアライド)
これぞTHEアメリカンなストアブランド〈ペニーズ〉のフーディ。8,500円(ペニーズ/サニー インク)
デンマーク発、〈エコー〉のスニーカーはタフで耐久性にも優れるテキスタイルをアッパーに使用。ゴアテックスだから雨天時も頼もしい。《OMNI-VENT》29,000円(エコー/エコー・ジャパン)
ド直球なロゴが潔い〈フルーツ オブ ザ ルーム〉のキャップ。2,500円(フルーツ オブ ザ ルーム/ギャレット)
〈エレッセ ヘリテージ〉のビニール素材のトートは2つの長さの持ち手が付属して便利。5,500円(エレッセ ヘリテージ/ゴールドウイン)
本気仕様のモードなアノラック
ミニマル&ハイスペックなウェアを展開する〈アンドワンダー〉から深みのあるオリーブのアノラックが到着。どっしりとした色味とは裏腹に10デニールの極薄ナイロン「PERTEX SHIELD」は超軽量で、耐水圧8,000mmPaで雨・雪・風が中に入るのを防ぎ、背中のベンチレーションで通気性も確保できてしまう。
パッカブル仕様だから、梅雨時はいつもバッグに忍ばせておきたい。48,000円(アンドワンダー/アンドワンダー)
コンシャスなカラダにはきれいなテーパードを
パンツはビッグ&ワイドが主流だが、ランで引き締まった脚にはやはり細身のテーパードジーンズが似合う。今選ぶなら、〈アクネ ストゥディオズ ブロ コンスト〉の一本だ。
股上もワタリもオーセンティックでありながら、膝上から緩やかにかかったテーパードがとにかく脚をきれいに見せてくれる。ラフにロールアップして、シンプルなシャツと軽快に合わせたい。27,500円(アクネ ストゥディオズ ブロ コンスト/アクネ ストゥディオズ アオヤマ)
70年代のシルエットがまさに今の気分
古着好きにはお馴染みのアメリカのストアブランド〈タウンクラフト〉が70年代にリリースしていたコーデュロイジャケットを完全復刻。当時のままのフロントのプリーツやどっしりしたボックスシルエットを忠実に再現していて、そのワイドな身幅と短い着丈、太いアームラインが今ストライク。
スモーキーなベージュの色合いも最高で、クタクタになるまで着倒してアジを出しまくりたい。16,000円(タウンクラフト/セル ストア)
颯爽と羽織りたいトラックジャケット
まだまだ90sのスポーティ気分が続く春は、〈フィラ ヘリテージ〉の目の覚めるような真っ白のトラックジャケットを。胴まわりもアームもゆったりしていながら、着丈は短めで、肩がドロップする部分に配された赤とネイビーのラインがとにかく映える。
ジップを完全に閉めてハイネックで着るのもいいし、Tシャツの上からラフに羽織るのも様になる。胸元に配された刺繡ロゴもクール。12,800円(フィラ ヘリテージ/フィラ)
ジムにも旅にも重宝する無敵のバッグ
ドラムスティックケースなど、マニアックな用途のバッグを作る米ブルックリン発の〈レックスドレイ〉。トラベルバッグは、メッシュやふかふかのフリースライナーなど素材違いの仕切りがついているから、スニーカーやかさばる着替え、電子機器などを思うがままに整理できる。
ボディの素材がアメリカ軍御用達の屈強なナイロンというのも男心をくすぐる。30L。33,000円(レックスドレイ/レックスドレイ ストア トーキョー)
ボディバッグでアクティブに出かけよう
最近再燃しているウェストポーチとともに、じわじわ来ているのがボディバッグ。アクティブな季節には、アウトドア心を揺さぶる〈カブー〉の新作をおすすめしたい。これまでの定番モデルはコットンだったが、ポリエステルに一新することでさらにご機嫌な発色に。
野性を呼び起こすロープのショルダーストラップや、ジップとフラップの2つのポケットなど、使い勝手は健在だ。7,800円(カブー/エイアンドエフ)
花粉マスクも“パックもの”を
花粉シーズンもいよいよクライマックス。そろそろマスク生活にうんざりしてきた頃に、〈N. ハリウッド エクスチェンジ サービス〉の“パックもの”を発見。軍のメディカルキットから着想を得たロゴがプリントされて、そのミルスペック感がクール。
立体型や抗菌型、ウェットタイプなど世にマスクは数あれど、やはり見た目の良さには敵わない。ホワイトとブラックの2色入り。700円(N. ハリウッド エクスチェンジ サービス/ミスターハリウッド)
知的で万能なコインローファー
新しいシーズンの始まりには、やはりローファーを履きたくなる。〈クロケット&ジョーンズ〉の《HARVARD 2》は万能型で、ラストが程よくシュッと長めながらもトウは丸いから、ジーンズにも細身のトラウザーズにもしっくりくる。ヒールカップのホールド感も高い。
色は、装いも気分も引き締まるブラックを。カーフレザーの上品な光沢から知性が漂う。76,000円(クロケット&ジョーンズ/トレーディングポスト青山本店)
ジムバッグもキャリーも整理整頓
春は心機一転。ジムバッグもキャリーケースも新しく揃えたい。〈パタゴニア〉の《ブラックホール・キューブ》は、中央のジップを開けると2室構造になっていて、それぞれメッシュで仕切られてるからTシャツや下着の小分けが思いのまま。
外側は耐久性撥水加工を施したリップストップポリエステル。シャワールームにも持っていける。S、M、L展開。Mサイズ5,100円(パタゴニア/パタゴニア日本支社)
南国の旅に携えたいフーディ
GWで海外へバカンスに行く人も多いだろう。夕暮れのビーチや朝のプールサイドではジップアップフーディが必須だが、そんなシーンで断然オススメしたいのが〈ディセンダント〉の新作。身頃と袖でラインを描くバイカラーのワンボーダーがアクセントになっていて、お馴染みのクジラのワンポイントは水場でこそ映える。裏起毛ジャージーだから肌触りも抜群にいい。24,000円(ディセンダント/ディセンダント)
三寒四温の春に本領発揮する無敵のイージーパンツ
突然の雨や、強風が吹いて肌寒い日もある春。その変わりやすい陽気に頼もしいのが〈ワイルド シングス〉のイージーパンツ。防風性のある機能素材「Pliantex®」を使用していて、くすんだカーキの色味がいいだけでなく、撥水性、耐水性、伸縮性と至れり尽くせりな一本だ。
軽くてシワになりにくいのでウィンドブレーカーとしてバッグに備えるもよし。旅にもこれさえあれば憂いなし。14,000円(ワイルド シングス/インス)
自分で完成させるスケボースツール
カー用品でトップシェアを誇る〈オートバックスセブン〉が、快適なガレージライフを目指す大人に向けて〈ゴードンミラー〉というライフスタイルブランドをスタート。リアルなスケートボードを使ったスツールは、自力で組み立てないと完成しないというのが早速DIY好きの心を刺激する。
ダイニング用の椅子や玄関の腰掛けにもいいし、趣味のものを飾るシェルフとしても使える。6,799円(ゴードンミラー/オートバックス)
INFORMATION
ザ・ノース・フェイス スタンダード tel. 03-5464-2831
モアライド tel. 03-6450-2620
サニー インク tel. 03-6277-1632
エコー・ジャパン tel. 0120-974010
ギャレット tel. 03-3794-7770
ゴールドウイン tel. 0120-307560
アンドワンダー tel. 03-5787-3460
アクネ ストゥディオズ アオヤマ tel. 03-6418-9923
セル ストア tel. 03-6459-3932
フィラ tel. 0120-008959
レックスドレイ ストア トーキョー tel. 03-3405-2570
エイアンドエフ tel. 03-3209-7575
ミスターハリウッド tel. 03-5414-5071
トレーディングポスト青山本店 tel. 03-5474-8725
パタゴニア日本支社 tel. 0800-8887-447
ディセンダント tel. 03-5784-0314
インス tel. 0120-900736
オートバックス tel. 0120-454771