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新元号。新生活。気分一新のアイテムたち。『ターザン』本誌のファッション連載〈ロッカールーム〉より、旬のアイテムをお届け! 新元号。新生活。何もかも新しい季節は、洗いざらしが気持ちいいネイビーのセットアップでスタートしたい。
目次
(写真左から)アーミーダック地が渋い〈タピアロサンゼルス〉の新作は、パンツのシルエットが反り返るほどのハードウォッシュ仕上げが最高。ジャケット48,000円、パンツ28,000円(共にタピアロサンゼルス/モアライド)
1975年にイタリアで創業した〈パオロ アルビザッティ〉のリボンベルトは黄色の利いたレジメンタルが洒落ている。9,800円(パオロ アルビザッティ/パオロ アルビザッティ)
〈ブルックス ブラザーズ〉のブロードB.D.シャツは、ピッチ幅が広めの細いブルーストライプが爽やかな春に映える。13,000円(ブルックス ブラザーズ/ブルックス ブラザーズ ジャパン)
英国のサヴィルロウの老舗〈イートウツ〉がリリースしたストリート仕様のパーカは肩のドロップ具合がモダン。32,000円(イートウツ/ビオトープ
〈ギットマン ヴィンテージ〉のキャップはテニスラケットの刺繡がプレッピー好きの心を揺さぶる。8,000円(ギットマン ヴィンテージ/ワイルド ライフ テーラー)
ブルーの発色が完璧な〈フェリージ〉のトートバッグ。79,000円(フェリージ/フェリージ)
〈イノヴェイト〉の《ROCLITE 286 GTX UNI》はゴアテックス®だから雨の日でもへっちゃら。17,000円(イノヴェイト/デサント トウキョウ)
もはや定番になったゴアテックス®素材のポンチョ。今季ダントツで存在感を出しているのが〈シュプリーム〉の新作だ。ブランドを象徴する赤をベースに巨大なロゴ! フロントポケットのフラップに配されたGORE-TEX®ロゴも大きめ。バックパックを背負った背中もすっぽり収めてくれるデカいシルエットと、どれもBIG! 便利なパッカブル仕様で、同素材のポーチ付き。69,000円(シュプリーム/シュプリーム)
すでにストライプシャツを持っている人でも別腹なのが〈アクネ ストゥディオズ〉の一着。オックスフォード素材の正統派なB.D.シャツで、前身頃にはトレードマークのご機嫌なロゴ刺繡。着丈は短めだから大きめのサイズを選んでタックアウトしたい。実際に着てみると、トップボタンと第2ボタンの幅が狭く、トップを外した時の首回りのニュアンスが抜群にいいのだ。30,000円(アクネ ストゥディオズ/アクネ ストゥディオズ アオヤマ)
待ってました! モカシン&スリッパでお馴染みの〈ミネトンカ〉と〈スリーピー・ジョーンズ〉がコラボしてルームシューズをリリース。ディアスキンは安定の柔らかな履き心地で、チェックのインソールは〈スリーピー・ジョーンズ〉の新作パジャマと共地っていうところが粋。部屋で自分のために履くレザーというのも贅沢でいいが、室内履きではもったいない仕上がりだ。17,000円(ミネトンカ、スリーピー・ジョーンズ/THE MOTT HOUSE)
昨シーズン爆発的な人気だったチェック柄はこの春も継続。今ならカジュアル路線で断然バッファローチェックを推したい。〈ディセンダント〉の新作は、ボックスシルエットのコットンフランネルシャツをベースに、襟を裏起毛のスウェットフードに変更してストリート仕様にアレンジ。黄色と黒の配色は意外と新鮮で、白いTシャツにバサッと羽織るだけで様になる。30,000円(ディセンダント/ディセンダント)
心身ともに健やかな生活を目指すにあたり、自分が着る服もエコなものを選びたい。動物愛護や環境保護などに強い使命感を持つ〈ステラ マッカートニー メンズウェア〉のカシミヤセーターは、イタリアの工場で発生するカシミヤ廃棄物から生まれた再生素材を使用。もちろん質は上等で、シックなカラーリングが揃う。こういう未来を見据えた服作りには心底惹かれる。各69,000円(ステラ マッカートニー メンズウェア/ステラ マッカートニー)
ボアやフリースなどのレトロな素材が再燃する今こそ、パイル地に注目したい。肌当たりの優しいパイル地はありがたい反面ほっこりした印象になりがちだが、〈ストーンアイランド〉のローブコートはミリタリーの雰囲気と爽快なブルーカラーで男に似合う辛口派。ベルトを絞ったときのバランスが絶妙で細身のパンツと相性がよさそうだ。もちろん夏本番のプールサイドにも似合う。76,000円(ストーンアイランド/ストーンアイランド)
タフなワークウェアが定番の〈カーハート WIP〉が、薄いナイロン素材のセットアップをリリース。街着としてももちろんいいが、このネイビー、レッド、ホワイトのオーセンティックな3色と袖に配されたブランドロゴは、ランニングのときにこそばっちり目立つ。パンツは裏地なしだから、穿き心地も軽やか。ジャケット16,000円、パンツ14,000円(共にカーハート WIP/カーハート WIP ストア トーキョー)
春のキャップは色モノのコットン素材を選んで軽やかにいきたい。大人が被るなら、〈C.E〉の6パネルを選ぶのが大正解。ちょっとくすんだようなマスタードイエローは難易度が高めな色かと思いきや、どんな色合いのトップスにも相性がよくて使い勝手がいい。ブランドらしいグラフィカルな刺繡も効いていて、“Making life taste better”という前向きな言葉にも春らしい晴れやかな気分が漂う。7,000円(C.E/C.E)
〈ワイルド シングス〉のコットン100%のアノラックパーカは生地に張りとコシがあって、着続けることで生まれる風合いが最高にいい。収納に便利な大きめのフロントポケットが、クラシックなフラップ付きのデザインというところにも拍手。コヨーテの色合いも上品かつタフな印象だから、シャツをインナーにしてもしっくりとくる。左袖にはブランドロゴのリフレクタープリント入り。20,000円(ワイルド シングス/インス)
1934年創業の〈エシュン〉は、フランスのアルザスでノルウィージャン・ウェルテッド製法やグッドイヤー製法を続ける靴ブランド。かつては有名スポーツメーカーのスニーカーや英国の老舗紳士靴の生産も手掛け、確かな技術力に信頼が厚い。チロリアンシューズも格別の歩きやすさで、佇まいからオーラが漂う。新しいスタンダードになりそう。《THUYA》73,000円(エシュン/トレーディングポスト青山本店)
巷で溢れるナイロン素材の“シャカパン”の中でも、抜きん出てモダンなのが〈コム デ ギャルソン・シャツ ボーイズ〉の一本。とにかく目を奪われるのが、春の空のような気持ちいいブルーと瑞々しさのあるアップルグリーンの配色! 加えて、ワタリ幅の広い絶妙なリラックスシルエットと膝下からのテーパード具合もかなりそそられる。白いスニーカーを合わせて軽快に歩きたい。29,100円(コム デ ギャルソン・シャツ ボーイズ/コム デ ギャルソン)
〈DESCENTE ALLTERRAIN〉の技術を駆使し、〈オーラリー〉の岩井良太氏がデザインを担う〈デサント ポーズ〉は機能美がありつつ超モダン。肩の落ちたコーチジャケットとドレープの上品なトラックパンツっていう異色の組み合わせがまず胸を打つ。ジャージ素材も撥水性・防風性・保温性と三拍子揃っていて、裏起毛だから肌当たりも抜群。ジャケット18,000円、パンツ17,000円(オーラリー/デサント ブラン 代官山)
INFORMATION
・モアライド tel. 03-6450-2620
・パオロ アルビザッティ tel. 050-5218-3859
・ブルックス ブラザーズ ジャパン tel. 0120-185718
・ビオトープ tel. 0120-298133
・ワイルド ライフ テーラー tel. 0120-298133
・デサント トウキョウ tel. 03-6804-6332
・フェリージ 青山店 tel. 03-3498-6912
・シュプリーム tel. 03-5456-0085
・アクネ ストゥディオズ アオヤマ tel. 03-6418-9923
・THE MOTT HOUSE TOKYO tel. 03-6325-2593
・ディセンダント tel. 03-5784-0314
・ステラ マッカートニー tel. 03-4579-6139
・ストーンアイランド tel. 03-6271-4654
・カーハート WIP ストア トーキョー tel. 03-3402-9810
・C.E tel. 03-6712-6688
・インス tel. 0120-900736
・トレーディングポスト青山本店 tel. 03-5474-8725
・コム デ ギャルソン tel. 03-3486-7611
・デサント ブラン 代官山 tel. 03-6416-5989
photos: Tomoo Ogawa styling: Shinichi Sakagami text: Ryoko Iino edit: Kyosuke Nitta
(初出『Tarzan』No.762・2019年4月4日発売)