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いま着たい服、使いたいもの全部【Tarzan Locker-Room】|January 24, 2019

『ターザン』本誌のファッション連載〈ロッカールーム〉より、旬のアイテムをお届け。2019年はまだまだ始まったばかり。正月ボケが治ってきた今日この頃、定番も小物も新調して、気持ちのいい一年を始めよう。

2019年、まずはベーシックをアップデート

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新しい年の始まりは、これまでの装いをアップデートしたい。ニットグローブを上質なペッカリーグローブに。フランネルのパンツをカシミヤのトラウザーズに。定番の〈ニューバランス〉も新しいゴアテックスライニングに。劇的な変化ではなく見た目はあくまでベーシック。いい素材で一年をスタートしたい。

〈アクネ ストゥディオズ ブロ コンスト〉のミリタリーコートは、デカいフードとポケットのフラップ部分に配されたボアの裏地がモダン。67,000円、問い合わせ/アクネ ストゥディオズ アオヤマ (TEL)03-6418-9923

ライニングにカシミヤを使った〈デンツ〉のペッカリーグローブ。66,000円、問い合わせ/真下商事 (TEL)03-6412-7081

アームのオレンジのラインがポップに映える〈コーギー〉のセーター。39,000円、問い合わせ/ホームステッド (TEL)03-6455-4460

〈ジ エルダー ステイツマン〉のカシミヤトラウザーズは滑らかで極上な肌触り。118,000円、問い合わせ/サザビーリーグ (TEL)03-5412-1937

南仏発の〈ラーズフィッシャー〉のメッセンジャーバッグは経年変化を楽しめるカーフレザー。軽やかな色味。100,000円、問い合わせ/レショップ 青山店 (TEL)03-5413-4714

〈ニューバランス〉の定番《1300》シリーズから着想を得た新モデルの《R_C1》にゴアテックスのライニングを使い、〈ナナミカ〉らしい機能性をプラス。27,000円、問い合わせ/ナナミカ代官山 (TEL)03-5728-6550

メイド・イン・コロラド

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90’sリバイバルの流れで街に定番化したフリースアイテム。今狙うべきは〈フリーライド システムズ〉だ。米西部のコロラド州を拠点にしているアウトドアブランドで、現地のレスキュー隊も御用達の頼もしいブランド。

シルエットは至極スタンダードで使いやすく、コロラド州のマークをオマージュしたロゴがナイス。なんてことのない佇まいがアメリカっぽくていい。16,800円、問い合わせ/メイデン・カンパニー (TEL)03-5410-9777

お茶目なジェントルマンの首元

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軽やかな濃紺のストールは〈ドレイクス〉のもの。さすがは英国紳士のブランドだけあって、シックなステンカラーコートなんかに合わせたらぐっと大人っぽく着こなしを引き締めてくれる。

と思いきや、よく近寄って見ると、そこには颯爽と雪山をスキー板で滑るジェントルマンのプリントが! こういう気の利いた柄にはどうしたって男心がくすぐられる。22,000円、問い合わせ/ドレイクス 銀座店 (TEL)03-6263-9955

鉛筆のようなボールペン!?

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〈ポスタルコ〉のデザイナー、マイク・エーブルソン氏の発想にはいつも驚かされる。彼が〈三菱鉛筆〉と新たに開発した〈uni by Postalco〉の新作もまたしかり。

鉛筆の存在感とボールペンの使い勝手を合体させた《レイヤード》は、手に持ったときの軽やかさとしっくり具合は鉛筆そのもの。なのに中身の芯は滑らかな書きアジの《JETSTREAM》。佇まいに品がある。各21,600円、問い合わせ/ポスタルコ京橋店 (TEL)03-6262-6338

冬はスニーカーもスエードに衣替えを

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リプロダクトをテーマにするブランド〈REPRODUCTION OF FOUND〉のスニーカーは、1970年代に西ドイツ軍でトレーニング用として採用されていたモデルの最初期のデザインからインスパイア。

放出品でも滅多に見かけないモデルを、軍用シューズを手掛けていたスロバキアの工場に依頼して再現。ストーリーもいいが、何よりトウの丸みと渋いタバコ色のスエードが純粋にかっこいい。24,300円、問い合わせ/キャロル (TEL)03-5778-9596

夢のコラボは気の利きすぎるカーディガン

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〈エンジニアド ガーメンツ×ジョン スメドレー〉のカーディガンは胸ポケット付きで、袖がボタンによって取り外しできるデタッチャブル仕様。こういう機能のある服はデザインが利きすぎてしまうのだが、シンプルで無駄がなく、すんなり自分のワードローブに馴染んでしまうのはさすが。

ショートスリーブにすれば暖かい季節にも着られるし、正真正銘365日使える一着。49,000円、問い合わせ/エンジニアド ガーメンツ (TEL)03-6419-1798

横浜カラーな〈スマイソン〉!?

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ありきたりかもしれないが、新しい一年の始まりは心機一転小物をリニューアルすると気分がいい。押さえるべきは〈バーニーズ ニューヨーク〉が横浜店25周年を記念して英国の〈スマイソン〉に別注したアイテム。

青みの強いネイビーにアイボリーのライニングの組み合わせが上品だ。折り財布33,000円、長財布46,000円、カードケース22,000円、以上問い合わせ/バーニーズ ニューヨーク (TEL)0120-137007

“ローブ初め”は〈L.L.Bean〉で

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部屋でローブを愛用する男はキザだと思われがちだが、実際着てみると暖かく快適で、大人の冬にはピッタリ。ただ、柄と素材が問題だ。

〈L.L.Bean〉の愛嬌のあるチェックならば、いなたさのあるフランネルだから嫌みな感じがまったくしない。さっと羽織って近所の公園へ散歩に出かけるのも洒落ているじゃないか。まずは外着にもすんなり馴染むブルーをチョイスしよう。9,900円、問い合わせ/L.L.Bean (TEL)0422-79-9131

とうとう〈UGG®〉、始めました

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〈UGG&reg〉のブーツは女性のためのもの、と勝手に決めつけていたけど、〈ホワイトマウンテニアリング〉とのカプセルコレクションで見つけたフロントゴアブーツで、遂に考えを改める時が来たようだ。

フォークロア調の刺繡や、厚めソールでほっこり感満載だが、足を入れるとシュッとスマートなシルエット。暖かさは言わずもがな。毎日履く女性の気持ちがわかる。32,000円、問い合わせ/ホワイトマウンテニアリング (TEL)03-6416-5831

この配色を待っていたのだ

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イギリス中心部の都市マンスフィールドを拠点にしている〈リッチモンド ニットウェア〉は、多くの大学やクラブチームにクリケットニットを供給していて、正真正銘のチルデンセーターとはまさにこれのこと。

ベーシックなアイボリーも展開しているけど、特に推したいのはこの深みのあるフォレストグリーン。ゴワッとしたウールの質感や、ケーブル編みの表情も最高。24,000円、問い合わせ/メイデン・カンパニー (TEL)03-5410-9777

冬の着こなしはメガネで完結

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クラシックな気分が最高潮になる冬は、メガネまでしっかり新調したい。数あるなかでも1969年にロンドンのナイツブリッジで誕生した〈カトラー アンド グロス〉の鼈甲色2モデルが今季のベスト・オブ・トラッド。

ラウンド型に近い絶妙なボストンと、天地幅のあるウェリントン。着こなしによって使い分けたい。《1317-04 HONEY TURTLE》45,000円、《0772 DARK TURTLE》42,000円、問い合わせ/ブリンク ベース (TEL)03-3401-2835

エスプリの利いたオイルドジャケット

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ノーマークだった。〈メゾン キツネ〉からオイルドジャケットがリリースされているとは。チェック柄が小粋でかっこいいし、胸元のフラップポケットや、身頃の裾のラウンド具合はシャツのような仕立てで、がっしりとしたイメージのオイルドコートとは真逆の軽やかさ。

アームラインも太すぎず、ウェストまわりも絶妙なゆったり加減。ずっと長く付き合いたい一着だ。67,000円、問い合わせ/メゾン キツネ (TEL)0120-667588

風邪予防のマスクは“塗る”のが新定番

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空気が乾燥して風邪をひきやすい季節。予防にマスクをするのも手だが、ファッションが楽しい季節に顔を覆うのはもったいない。

〈ソープトピア〉のボディバターは殺菌作用のあるユーカリやラベンダー、ミントなど6種類のオイルを組み合わせた、まさに“塗るマスク”。鼻の脇に塗るだけで風邪予防になり、さらにはシアバターベースでかみすぎた鼻にも優しい塗り心地。2,000円、問い合わせ/ソープトピア新宿フラッグス (TEL)03-5315-4574


※製品情報は全て公開当時のものです。

photos: Tomoo Ogawa styling: Shinichi Sakagami text: Ryoko Iino edit: Kyosuke Nitta

(初出『Tarzan』No.756・2019年1月4日発売)

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