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“スリップインするだけ™”じゃない!《スケッチャーズ スリップ・インズ》快適学。
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パーソナルトレーニングがいいって聞くけど、具体的に何がいいのか不明点も多い。雑誌『ターザン』本誌でもおなじみのパーソナルジム〈IPF〉代表の清水忍さん、実際のところどうなんですか?
目次
ズバリ“ちゃんと”指導してもらえる点です。普通のジムのインストラクターは多くの業務を抱えており、皆さんの動きを事細かに見るのが物理的に難しいこともある。つまり自己管理下でトレーニングしなければならず、間違ったマシンの使い方をした挙げ句、ずっと鍛えていても効果が出ない。そんな事態が起こり得るのです。
その点パーソナルジムは時間内にみっちり指導するので、同じ1時間のトレーニングでも充実度が段違いです。また、他のお客さんがいないため、大声を出したり必死な表情になっても恥ずかしくありません。周りを気にせず思い切り鍛えられるんです。
月会費に比べると、そのつどの費用はかかりますが、結果的にはパーソナルの方が安上がりになる可能性が高いですよ。
多くのパーソナルジムにはベンチとバーベル、ダンベル、パワーラック程度しか置いていません。これらの器具をトレーナーの指導のもと正しく扱えれば筋トレは十分行えるため、それ以外の器具が必要ないからです。
一般的なジムには多くのマシンがありますが、それはマシンが安全かつ正しい動きに導いてくれるから。ただし、その分多様な動きのトレーニングは難しくなります。また、多くのジムはフリーウェイトエリアが狭く、ダンベルやバーベルを使うトレーニングがやりにくいというのもマシンが多い理由でしょう。
限られた器具だけを使って指導するパーソナルジムは、トレーナーの実力の見せどころ。本物のプロの指導を受けたいなら、絶対パーソナルジムがオススメです。
トレーニング経験の有無は一切関係ありません。運動経験が豊富な人ほど、自己流のトレーニング方法が身についていて伸び悩むこともあります。
逆に未経験でも、予備知識がない分教えることをスムーズに理解してくれるため、想定以上の結果が出るケースが多い。独学のトレーニングで半年かかるカラダ作りを、パーソナルジムなら1か月で実現できます。
確実にトレーニングの効果を出すためには、「自分のカラダの欠点や能力を正しく自覚していること」が一番大事。初心者の方は何もわからないわけですから、そのあたりを自覚している。だから結果が出やすいんですね。
もちろん、トレーニング経験が豊富で伸び悩んでいる方も大歓迎。私たちの指導一つでカラダが大きく変わる可能性大です。
最初のうちは週1回は通ってもらい、正しいカラダの使い方をしっかり体得していただきたいと考えています。
その時期が過ぎたら2週間に1回、月に1回と間隔を広げ、普段は街中のジムに通い、たまにパーソナルジムでチェックする。この形がトレーニングを長く続けるうえで理想的ではないでしょうか。
最初に週1回通うのは、トレーニングを自分の生活に定着させる意味でも非常に有効です。あとは仮にモチベーションが下がっている時でも、パーソナルを予約しているから行くだけ行く。この感覚が意外と大事です。
一度行ってしまえば1対1なのでさぼらずに頑張れますし、しっかり動くことで次も頑張ろうと好循環が生まれる。そこがパーソナルジムのいいところですね。
パーソナルジムに来られる方の目的はさまざまですが、まずは個々の要望に確実に応えられる能力を持っていること。
さらに、その方にとって本当に必要なトレーニングや食事法はこうですよと提案し、それを押し付けではなく、クライアントが自主的に取り組めるよう促してあげられること。これが優秀なトレーナーの条件だと思います。
あとは、クライアントに寄り添う姿勢を持っていることも重要。トレーナーがぐいぐい引っ張るのではなく、二人三脚で目標に向かっていけるか。このあたりは実際に接してみないとわかりません。相性などもあると思いますので、気になったパーソナルジムがあったら、まずは無料カウンセリングや体験会に参加することをおすすめします。
取材・文/黒田 創 撮影/石原敦志
(初出『Tarzan』No.748・2018年9月13日発売)