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タンパク質と、何が同じで、どう違う?ジェーン・スーと〈味の素(株)〉社員が語るアミノ酸のこと。
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『ターザン』本誌のファッション連載〈ロッカールーム〉より、旬のアイテムをお届け。
空高く、葉が色づく秋。こそ季節にこそ身に付けたい、カラー、素材、デザインがあります。
目次
イチョウの葉が黄色く色づき、すっと吹き抜ける風がひんやり冷たい。平成最後の秋ももうすぐ終わり。この短いセンチメンタルな季節だからこそ着たい色がある。読書の秋。
カフェラテのようなキャメルカラーが上品な〈CK カルバン・クライン〉のジップアップショートブルゾン。胸元のデカいフラップポケットと短い着丈が気分。79,000円(参考価格)、問い合わせ/オンワード樫山 (TEL)03-5476-5811。
サラッと滑らかでコシもあるコットンのタートルネックカットソーは落ち着いたバーガンディを。12,000円、問い合わせ/サンスペル 表参道店 (TEL)03-3406-7377。
〈リーバイス®〉公認で店舗販売している古着ライン〈リーバイス® オーソライズド ビンテージ〉の《501》は、色落ち具合がキリッと晴れ渡った秋の青空を連想させる。18,000円、問い合わせ/リーバイ-ストラウス ジャパン (TEL)0120-099501。
〈マギル ロサンゼルス〉のリングベルトは、緑と茶色の配色がきれい。12,600円、問い合わせ/モットハウス-トーキョー (TEL)03-6325-2593。
クタッとして柔らかい〈ピエール アルディ〉のスエードトートバッグ。中には発色の鮮やかなオレンジ色のミニポーチが付属。163,000円、問い合わせ/ピエール アルディ 東京 (TEL)03-6712-6809。
光沢感のあるカーキ色のフライニットが、秋の夕景を思わせる〈NIKE〉の《フリー ラン フライニット 2018》。12,000円、問い合わせ/NIKE (TEL)0120-645377。光沢感のあるカーキ色のフライニットが、秋の夕景を思わせる〈NIKE〉の《フリー ラン フライニット 2018》。12,000円、問い合わせ/NIKE (TEL)0120-645377。
ランウェイも東京も今シーズンはチェック柄のアウターが豊作。重厚感のあるブリティッシュなツイードのコートも着てみたい。そんなクラシックなスタイルの日には迷わず〈ジェイエムウエストン〉のスエードのチャッカブーツを選ぶべし。毛足の短さと焦げ茶の色味が渋いだけでなく、軽さとクッション性を兼ね備えた履き心地だからガンガン歩くアクティブ派向き。
90,000円、問い合わせ/ジェイエムウエストン 青山店 (TEL)03-6805-1691。90,000円、問い合わせ/ジェイエムウエストン 青山店 (TEL)03-6805-1691。
90年代に全盛だった〈ポロ ラルフ ローレン〉の《HI TECH》シリーズが昨シーズンにリバイバル。秋冬の新作がデリバリーラッシュを迎えるなか、狙うべきはトラックパンツだ。鮮やかなブルーのシャカシャカナイロンと、ネイビーの切り替えがナイスで、何より圧巻なのが計13個もあるポケット! 黄色いドローコードと赤のロゴパッチもアクセントとして効いている。
29,000円、問い合わせ/ラルフ ローレン (TEL)0120-327420。
モノづくりの発想にひとクセある服には心底惹かれる。今季の〈コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン〉がまさにそれだ。ネックの詰まったプレーンなネイビーのクルーネックセーターだけど、胸元にはワークウェアで使われるリフレクターが! ゴワッとした質感のウールに、相反するメタリックなキラメキを組み合わせちゃおうという自由なアイデアが男心をくすぐる。
54,000円、問い合わせ/コム デ ギャルソン (TEL)03-3486-7611。
黄金色に染まる夕暮れには、〈ストーンアイランド〉のコーデュロイキャップを。ナイロンを混紡しているから程よく光沢感があり、太畝の輪郭もくっきりしているから秋の光にこそ一層際立つ。同色の刺繡ロゴもアクセントになっているし、オーセンティックな6パネル仕様だから定番的に長く付き合える。マスタードイエローとバーガンディの色味も、秋が似合う。
各17,000円、問い合わせ/ストーンアイランド (TEL)03-6271-4654。
秋が深まってまず欲しいのはクルーネックのスウェットとフーディだけど、今季抜群に惹かれたのは〈シュプリーム〉のコレ! 青でも緑でもない、その中間を突いたようなピーコックグリーンの発色が最高にクールだ。裏起毛だから素肌で着たいぐらい気持ちいいし、胸元のステッチワークもグッとくるポイントだらけ。
スウェットシャツ24,000円、スウェットフーディ26,000円、共に問い合わせ/シュプリーム (TEL)03-5456-0085。
革靴で頻繁に名前を聞く米国のホーウィン社。1905年にシカゴで創業した革鞣しのタンナーで、〈オールデン〉のコードバンのメーカーとして知られるが、まさかラグビーボールの革も製造していたとは! そこに目をつけた〈visvim〉が、なんと同素材でボール型のコインケースをリリース。シボの利いたクロムエクセルレザーはボール同様、手に取るたびに胸が熱くなる。
各24,000円、問い合わせ/F.I.L. TOKYO (TEL)03-5725-9568。
紅葉狩り。弁当箱がプラスチックじゃ気分がアガらないから〈マルニ〉のBENTO BOXとタンブラーを。高度な金属加工技術で有名な新潟県燕市にあるライフスタイルブランド〈SUS gallery〉とコラボした水筒は線画の家モチーフがグラフィカル。BENTO BOXは石川県の〈畑漆器店〉と共作。内部のエッジの曲線と木面の仕上げが美しい。
タンブラー15,500円、BENTO BOX13,000円、共に問い合わせ/マルニジャパン (TEL)03-6416-1024。
今季の目玉はやはり〈アクネ ストゥディオズ フェールラーベン〉。数あるラインナップの中でも渋いグリーンのM-65風ブルゾンが最高。オレンジ色のフードとピンクのジップタブがポップに際立ち、袖を通すと、大胆な切り替えによる腕のラインが立体的なドレープを生み出す。スウェーデンを代表する2大ブランドの遊び心が見事に融合した一着だ。
58,000円、問い合わせ/アクネ ストゥディオズ アオヤマ (TEL)03-6418-9923。
スウェットTシャツと聞くと、真っ先にイメージするのは、袖口と裾にリブがついてきゅっと締まったものだが、今季〈タピア・ロサンゼルス〉から登場したのは、単純に素材をスウェットに替えただけのポケT。そのさりげないデザインセンスがオーセンティック好きの心を震わせる。肩のドロップ具合もボックスシルエットも太い袖も、なにもかもが好バランスだ。
21,000円、問い合わせ/モアライド (TEL)03-6450-2620。
ブラックウォッチ柄のネルシャツが欲しい。ただ、普通じゃつまらない。今季なら〈ホワイトマウンテニアリング〉だ。見よ、胸元にドーンと配されたトリッキーな大容量ポケットを! 外周半分をぐるっとジップ開閉できるようになっていて、その上にフラップポケットが付くという2層構造。携帯電話とパスポートがすっぽり入るから旅先でも重宝しそうだ。
29,000円、問い合わせ/ホワイトマウンテニアリング (TEL)03-6416-5381。
男は手ぶらがカッコいいといわれるが、和装のとき、最低限の荷物だけを丁度いいサイズの巾着袋にサッと入れて手首に引っ掛けて持つのは粋だ。定番のバルマカーンコートやダッフルコートをばさっと羽織る日には〈A.P.C.〉の新作が理想的。ボディだけでなく、キュッと縛る紐もストラップもすべてキメ細かい滑らかなカーフレザー。キャメルの色味もきれいだし、光沢感も品がある。
66,000円、問い合わせ/A.P.C. (TEL)03-3710-7033。
90年代初期のバッシュを連想してしまうハイカットスニーカーが〈ステラ マッカートニー メンズウェア〉より到着。分厚いソールが特徴の《エクリプス》シリーズの新作で、複雑なシューレース構造や、くるぶし部分を覆うボリューミーなクッション素材、そして、タンまで繫がる黒のブランドタブなど、構築的なデザインワークがなんともそそられる。
90,000円、問い合わせ/ステラ マッカートニー (TEL)03-4579-6139。
※製品情報は全て公開当時のものです。
photos: Tomoo Ogawa styling: Shinichi Sakagami edit & text: Kyosuke Nitta
(初出『Tarzan』No.752・2018年10月25日発売)