目にも留まらぬ足さばきに驚嘆! フットバッグ世界王者の“超絶技巧”を動画で見よう
今年開催されたフットバッグ世界大会で、初代総合チャンピオンに輝いた石田太志選手。『ターザン』の取材でその華麗な技の数々を披露していただきました。スペシャルムービーをWEB限定で公開中です。
取材・文/門上奈央 撮影/大嶋千尋
(初出『Tarzan』No.750・2018年9月27日発売)
サッカーのリフティング、 ストリートダンス、ジャグリング。これらの動きをミックスしたフットバッグは、布製のボールを落とさないように蹴りながら、さまざまな技を競い合うスポーツだ。
1972年、アメリカの医師が膝を痛めた患者のリハビリに考えたのが始まりといわれており、現在、欧米中心に600万人以上のプレーヤーがいる。なかでも今注目されてい るのが、今年の世界大会で初代総合チャンピオンに輝いた石田太志選手。
「小学生からサッカー一筋でしたが、18歳の頃にスポーツショップでフットバッグのブースを発見。外国人プレーヤーのPVを見た瞬間、“やりたい!”と思いました」(石田選手)
始めて早々とりこに。「プロになる までの4年間は企業に勤めながら、毎日0時から2時間は必ず練習。「とにかく楽しくて、すぐ生活の一部になりました(笑)」
フットバッグの面白みは2000種類以上も技があること。石田選手ですら習得した数は半分ほど。それだけ奥が深い!「新しい技の習得はなかなか大変。だからこそ、できたら電撃が走るような達成感があります」
これまで出場した大会で印象に残るのは、アジア人初の優勝を手にした2014年の世界大会。このときと今年の計2回、優勝した種目は30秒間にできるだけ多く難度の高い技を披露する「シュレッド30」。
「フリースタイルという種目では今回2位だったので、次は3冠を狙いたい! 数少ないプロプレーヤーとして嬉しいのは、パフォーマンスを見て“僕もプロになる”と言ってくれる子供たちと出会ったとき。公園などで、幅広い年齢の方々がフット バッグをして遊ぶ風景が当たり前になるのが、独立してからの目標です」
目にも留まらぬ速さで軽やかに超人技を連発する石田選手の動きは芸術の域。その一部を上の動画でご覧あれ!