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1分で実践! やきもきイライラ…気持ちの乱れの3ステップ改善法

たった1分で手軽に実践できる、マッサージと動的&静的ストレッチの3ステップの改善法をご紹介。今回は自宅に籠っているとイライラしてしまうといった、「気持ちの乱れ」にアプローチ。

メンタルケアも1分間メソッドで対応可能です。

他愛のない雑談から意外なアイデアが閃いたり、誰かが発したひと言が難題を解決するヒントになったり。一見、今取り組んでいる仕事と関係のないところにブレイクスルーの種が転がっているもの。

残念ながらテレワークでは、そうした種を拾う機会が少ない。なので自宅でひとりやきもきイライラ、とメンタル的に疲れてしまうこともしばしばだ。そんなときはデスクからいったん離れ、仰向けに寝転んでの3ステップケア。煮詰まった脳に休息を。


ステップ① マッサージ(20秒)

硬くなった腹筋群の緊張を解いていく。

腹筋群のマッサージ

まず腹筋群をマッサージして筋肉の緊張を解く。仰向けになり、両手の指を重ねて2カウントでお腹を押して2カウントで離す。右の下腹部→右の上腹部→左の上腹部→左の下腹部と指を移動。肋骨とみぞおちは避けること。

ステップ② 動的ストレッチ(20秒)

思い切り力んで脱力し、全身の筋肉を弛緩させる。

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筋弛緩法①

仰向け姿勢で拳を握り、全身に思い切り力を入れる。

筋弛緩法②

3秒間力を入れ続けたら全身を脱力させて7秒間リラックス。これ、アメリカの精神科医が考案した「筋弛緩法」というメソッド。2回繰り返せば全身の力が緩むはず。

ステップ③ 静的ストレッチ(20秒)

呼吸で腹筋と横隔膜を大きくストレッチ。

静的ストレッチ

床に仰向けになり、両膝を立ててお尻の下にクッションを当てて骨盤を立てる。両手はお腹の上で組む。まず3秒かけて鼻から息を吸いお腹を膨らませる。次に7秒かけて口から息を吐きお腹を凹ませる。2回繰り返し。

+ツボで効果アップ!

仕事がはかどらずイライラしたらこのツボで対処「上関」。

頭の疲れのところで紹介した「脳清」というツボは頭脳労働による疲労回復に効果が期待できるツボ。これに対して「上関(じょうかん)」は、どちらかというと感情面での疲れの回復に有効。なかなか仕事がはかどらず、いつもひっかかる案件が頭に残ってイライラ、といった気持ちを落ち着かせるようなときに効く。

ストレスが溜まると末梢の血流が妨げられ、手足が冷たくなりがちだが、「上関」は指先の血流を促すツボとしても知られる。その他にも、目の疲れ、耳鳴り、頭痛や歯の痛みの改善の効果も期待できるというありがたいツボなのだ。

上関

耳の前と目の間を探っていくと弓状の出っ張った骨がある。その骨の上側にある凹んだ部分。本来、この部分は凹んでいるが、ストレスがかかりすぎると逆に出っ張ってしまうこともある。即、対処を。

取材・文/石飛カノ 撮影/小川朋央 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/天野誠吾 イラストレーション/岡村優太 取材協力/坂詰真二(スポーツ&サイエンス)、瀬戸郁保(源保堂鍼灸院)

初出『Tarzan』No.793・2020年8月6日発売

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