- 鍛える
フィットネスの習慣化を助ける新感覚ライト《ライフコンディショニングシリーズ》を体験
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筋トレ=筋肥大ではありません。競技ごとに必要な身体能力をアップさせるための筋トレもあるんです。
まずは、基本の体幹と下半身を鍛える3つの共通エクササイズ。これにジャンル別のおすすめ筋トレを加え、スポーツパフォーマンスを高めてほしい。
短距離を爆発的なスピードで駆け抜ける競輪選手とは異なり、長距離コースを颯爽と走るツール・ド・フランスの選手の脚はカモシカのようにスラリとしている。一説には、彼らのバイク走法に無駄がなく超効率的というのが理由のひとつだという。
自転車のクランクをアナログ時計と考えてみてほしい。まず、クランクが時計の1時の位置から6時くらいの位置に来るまで、大臀筋とハムストリングスを伸ばしペダルを一気に踏み下ろす。その後、腸腰筋を縮めながら6時の位置から1時の位置までペダルを引き上げる。
このふたつの動きをスムーズに繰り返すことでペダルが軽快に回転、前へ前へとバイクは進む。
大腿四頭筋に過剰な負荷をかけることがないため、ツール・ド・フランスの選手たちはカモシカ並みのスマートレッグというわけ。
そこで、ステップアップの動きで踏み込みのレッスン、バイシクルクランチで踏み込みと引き上げの動きを連動させる。
さらに、サドルの上で長時間体幹を維持する能力も鍛えておく。骨盤のポジションを固定したプランクがおすすめだ。片足を浮かせても骨盤の位置は不動で。これで100kmライドはクリア。
取材・文/石飛カノ 撮影/山城健朗 スタイリスト/山内省吾 ヘア&メイク/天野誠吾 イラストレーション/うえむらのぶこ 取材協力/白戸拓也(フージャース ウェルネス&スポーツ)
初出『Tarzan』No.785・2020年4月9日発売