- 鍛える
こんなパンを待っていた! 豆でつくられたグルテンフリーの《ZENB ブレッド》
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筋トレ=筋肥大ではありません。競技ごとに必要な身体能力をアップさせるための筋トレもあるんです。
まずは、基本の体幹と下半身を鍛える3つの共通エクササイズ。これにジャンル別のおすすめ筋トレを加え、スポーツパフォーマンスを高めてほしい。
瞬間的に爆発的なパワーを発揮する能力が要求されるのがジャンプ系のスポーツ。バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、陸上のフィールド競技などなどだ。
こうしたジャンプ系スポーツに有効なのがプライオメトリクス。これは反動を利用したトレーニングで、筋肥大が目的の非効率的な筋トレとは真逆のカラダの動きとなる。
高く跳躍しようとする直前、人は無意識に膝を曲げて腰を落とす。筋肉が伸ばされたときに損傷しないよう、脳は直ちに縮め!という指令を筋肉に送る。これを伸張反射と呼ぶ。無意識にしゃがむのは、この伸張反射を利用するためだ。
実際、予備動作なしでジャンプするより、一度しゃがんだ方が高く跳べる。このように、「しゃがむ」→「跳ぶ」に代表される一連の動作能力を養うトレーニングがプライオメトリクスというわけ。
さらに、ジャンプ動作ではアキレス腱のバネの力を利用する。なので、腱を強化しておくこともとても重要。ケガの予防にもなる。また、ジャンプ時の腕の振りなども鍛えておけば、もう完璧。より高く、精度の高いジャンプができるようになるはず。
取材・文/石飛カノ 撮影/山城健朗 スタイリスト/山内省吾 ヘア&メイク/天野誠吾 イラストレーション/うえむらのぶこ 取材協力/白戸拓也(フージャース ウェルネス&スポーツ)
初出『Tarzan』No.785・2020年4月9日発売