魅せる上半身をつくるためには、腕の付け根の三角筋を鍛えるトレーニングも必要だ。日本体育大学准教授で、自身ボディビルダーでもある岡田隆先生による、上半身にキレを作り出すためのPOFトレーニング。ダンベルを使用して鍛えれば、肩が見違えるように変わるはず。
第1回の記事で紹介したPOF法にしたがって、三角筋のトレーニング行っていく。筋肉の伸縮範囲で種目を変えるPOF法に則ると、三角筋の場合、伸ばす種目=(1)ライイング・リアレイズ、 (2)インクライン・サイドレイズ、大きな力を出す種目=ショルダープレス、縮める種目=(1)ダンベルリアレイズ、(2)サイドレイズ、となる。
それぞれの種目に適した重量とセット数で筋肉を追い込んでいこう。
いろいろな方向に動かしながら鍛えるべし!
「腕の付け根で腕をさまざまに動かして仕事をさせる筋肉。あらゆる方向に筋線維が走っているから、できるだけいろいろな方向に動かしながら鍛えたい。肩の動きは、肘のように曲げて伸ばすだけといったわかりやすいムーブメントではありません。
肩の筋トレの種目数が少なかったタイプは、その可動域の深さと多彩な運動方向がカバーできていない可能性がある。すべての可動域と運動方向をきちんと攻めると、肩は見違えるように変わりますよ」(岡田隆先生)
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伸ばす|ライイング・リアレイズ(左右各15回×3セット)
伸ばす|ライイング・リアレイズ(左右各15回×3セット)
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伸ばす|インクライン・サイドレイズ(左右各15回×3セット)
伸ばす|インクライン・サイドレイズ(左右各15回×3セット)
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大きな力を出す|ショルダープレス(5回×2セット+10回×2セット)
大きな力を出す|ショルダープレス(5回×2セット+10回×2セット)
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縮める|ダンベルリアレイズ(15回×3セット)
縮める|ダンベルリアレイズ(15回×3セット)
教えてくれた人
取材・文/井上健二 撮影/山城健朗 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/天野誠吾 監修/岡田隆(日本体育大学スポーツコンディショニング研究室准教授)
(初出『Tarzan』No.767・2019年6月27日発売)
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