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これまで自分を信じて走ってきたけれど、いよいよ頭打ちかもしれない。記録が伸びるどころかタイムは落ちる一方。あるいは膝が疼いたり股関節に違和感が生じたり。このまま自己流で走っていてもいいのかしらん?
そんなお悩みを抱えたランナーの駆け込み寺となっているのが、齊藤邦秀さんがプロデュースする〈ランニングフィットネスラボ〉。曰く、速く走る、健やかに走るためには“走らないトレ”が超重要だとか。
「記録が伸び悩んだりランニング障害が起こるのは、ひとえにカラダの使い方を学んでいないから」と、齊藤さん。
歩く、走るという移動の動作は誰に教わらずとも身につくもの。ただし、楽に効率よくとなると話は別。着地したときの地面からの反力を利用してスイスイ走るには、それなりのテクニックが必要だ。さらにスピードをアップさせたいなら、それを可能にするパワーが必要になってくる。
こうしたカラダの使い方を知らずして、闇雲に月間走行距離ばかりを稼いでいるといずれ頭打ちになるのは当たり前。
「まず、筋肉をリリースしてストレッチをし、カラダをニュートラルな状態にもっていき、正しい立ち方、歩き方、走り方をマスターすることが基本。次に筋肉の協調性(キネティックチェーン)を磨いてランの効率を上げていきます。最後にストレングストレーニングでパワーを上げスピードをアップさせます。この3ステップで進めていけばサブ4、サブ3は実現できるはず」
ランナーたちよ、頭打ってる場合じゃない。齊藤流“走らないトレ”で問題解決、目標達成、満願成就のランニング人生を!
物事には順序がある。まず、万人が行うべきは基礎固め。筋肉をほぐし、関節の可動域を広げるストレッチでニュートラルなカラダを手に入れる。そのうえで運動連鎖を高めてムーブメントの効率を上げ、最後にパワーを盛るべし。
立ち姿勢で猫背になっていないか? 歩くときはきちんと踵で着地できているか? ランニング中、上体のポジションを保てているか? できれば誰かに写真または動画を撮ってもらおう。
立ち方においては、静止状態での姿勢が崩れていたら、歩きも走りも当然グダグダ。肩を後ろに引き肩甲骨を引き寄せてお尻に緊張感を!
走り方がウォーキングと異なるのは、みぞおちでカラダをリードし、上体をやや前傾させること。そして着地時の足が股関節の真下に来ること。
また、歩き方も重要。正しい立ち姿勢から誰かに背中を押されて歩き出したときの状態で、体幹をまっすぐ保ちながら踵着地で進むのがセオリー。
上の基本姿勢に比べて大幅なズレがあるときは、ベースとなる可動域が確保できていない証拠。まずはカラダをニュートラルな状態にもっていくことから始めよう。
次回の記事では毎日の習慣にしたい、「ニュートラル」を作り出すためのリリース&マッサージを紹介する。
教えてくれた人
取材・文/石飛カノ 撮影/小川朋央 スタイリスト/山内省吾 ヘア&メイク/村田真弓
(初出『Tarzan』No.767・2019年6月27日発売)