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【筋トレのNG】良いチーティングと悪いチーティングの区別がつかない

主働筋以外の筋肉も動員し、反動も使いながら合理的に鍛えるやり方もある。それがチーティング法。主働筋への負荷は分散して減るが、機能的で使える筋肉に仕上がる。

腰に頼らず、反動や慣性の力を上手に利用する。

鍛えたい筋肉だけを強化するには、それ以外の筋肉を固定してまったく動かさないストリクト法が有効とされる。

これは筋肥大には効果絶大だが、筋トレ以外で一つの筋肉が単独で働くことはあり得ない。この方法でその合理的な連携を断ち切って個別に使う癖がつくと、スポーツでも日常生活でも使える筋肉は育たない。

一方、主働筋以外の筋肉も動員し、反動も使いながら合理的に鍛えるやり方もある。それがチーティング法。主働筋への負荷は分散して減るが、機能的で使える筋肉に仕上がる。

チーティングにも良し悪しがある。腹筋を鍛えるシットアップを例に取ろう(下写真参照)。腹筋はいくら強くても上半身を単独では引き上げられない。そもそもシットアップはチーティング必須の種目なのだ。

ならば腕を振り、その勢いを借りるべき。腰を反らすチーティングをすると腰椎のストレスになる。シットアップに限らず、チーティングでは腰に負担がかかりがちなので要注意。

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悪いチーティング

カラダを傷めるようなチーティングは控える
シットアップにはチーティングが必要だが、カラダを傷めるようなチーティングは控える。とくに腰に頼る動作は腰痛の原因となる。シットアップにはチーティングが必要だが、カラダを傷めるようなチーティングは控える。とくに腰に頼る動作は腰痛の原因となる。

良いチーティング

良いチーティング
スタート時に両腕を床で伸ばし、勢いよく前に振りながら上体を起こす。腕の運動エネルギー(腕の重さ×スピード)で腰を反さらずに行える。

取材・文/井上健二 撮影/小川朋央 スタイリスト/高島聖子 ヘア&メイク/天野誠吾 監修・指導/坂詰真二

(初出『Tarzan』No.762・2019年4月4日発売)

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