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こんなパンを待っていた! 豆でつくられたグルテンフリーの《ZENB ブレッド》
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大会10日前から当日までの過ごし方でレース結果は左右される! 4度のフルマラソン経験をもつモデルの三原勇希さんとともに、当日までの最終調整をプロランニングコーチ・金哲彦さんに学びましょう。レース前日にやっておくべきこととは?
教えてくれた人
教えてもらった人
レース前日は走るためのエネルギー源となるグリコーゲンを筋肉中に蓄積するために「カーボローディング」を実施しよう。
金さんの食事例は次の通りだ。朝は納豆、卵、キムチとご飯。昼は煮魚や焼き魚などの和定食。夜は佃煮や漬物など味の濃いものと山盛りご飯。おかずは少なめにして、とにかく、ご飯、パスタ、うどん、お餅など炭水化物を積極的に摂取したい。カーボローディングのデザートとしてエナジージェルの試食もまたグッド。お肉や刺し身が大好物な人も、レース後のお楽しみにとっておこう。
レース前日にゼッケンの引き換えに行く人も多いだろう。人混みに出かける場合は、風邪をうつされないよう、マスクなどで対策することもお忘れなく。
レース前日は少しだけカラダを動かす。サブ5以内を目指すランナーは3~5km。ゆっくりジョグからビルドアップで終盤はレースペースで気持ちよく走ろう。完走目標の人は30分間の速歩きで十分だ。
「前日に軽い刺激を入れておくと、本番の動きがスムーズです。繰り返しになりますが、走りすぎには気をつけましょう」と金さん。レース本番の入りをシミュレーションして走り、リズムに乗ったところで、残りは翌日のお楽しみということで。最後は笑顔でフィニッシュする自分をイメージして、翌日を待とう。
前日までにやっておきたいのが、レース当日の行動シミュレーションだ。
たとえば東京マラソンのスタートは9時10分だが、スタートブロックへの整列は8時45分まで。手荷物預けは8時30分がリミットで、入場ゲートは8時15分までに通過しないといけない。そこから逆算して、自宅を出発する時刻、朝食、トイレ、起床時間などを決めておかないと、直前でバタバタすることになる。
どんな大会でもそうだが、最寄り駅からスタートエリアまでは大混雑している。余裕を持って行動しないと、スタートエリアに入れない危険もある。
忘れ物を予防するためにも、前夜までに当日のウェアなど持参する荷物をしっかりまとめておこう。
問い合わせ
オン・ジャパン 045-264-9440
ゴールドウイン 0120-307560
取材・文/酒井政人 撮影/谷尚樹 スタイリスト/山口ゆうすけ ヘア&メイク/村田真弓 イラストレーション/大久保ナオ登
(初出『Tarzan』No.759・2019年2月21日発売)