TRAINING
2019.01.22

筋トレQ&A「筋肉を意識しないと効かないの?」

筋トレQ&A「筋肉を意識しないと効かないの?」

「どうすれば、最速でカラダを大きくできるの?」。筋肉は魔法のようにムクムクと大きくはならない。が、基礎を守れていれば最速で肥大する。日本体育大学運動器外傷学研究室・岡田隆先生に教えていただきました。

Q:筋肉を意識しないと効かないの?

上の空では、効きにくいのです

トレーニングの鉄則の一つに「意識性の原則」がある。漠然と鍛えるのではなく、何のためにやるかという目的を自覚しつつエクササイズせよという教えである。

この原則を筋トレに当てはめると、鍛えている筋肉を意識し続けるのが正解。正しいフォームでも、上の空では効きにくいのだ。この意識性の鍵を握るのは、マインド・マッスル・コネクション(MMC)。「MMCは脳と筋肉を連動させる能力。自分の思った通りにカラダを動かせる力を意味します」(日本体育大学の岡田隆准教授)

随意筋は自在に動かせて当然だが、普段意識して使っていない筋肉はMMCが未発達なのでイメージ通りに動かしにくい。

上半身でいうなら、手首や肘の動きは目で見て確認しやすいし、意識を向けることが多いので、手首を動かす前腕筋群、肘を動かす上腕内側の上腕二頭筋のMMCは良好である。だが肩甲骨の動きはあまり気にしないので僧帽筋のMMCはよくない。

同様の理由で、下半身では膝を伸ばす太腿前側の大腿四頭筋のMMCは良好だが、股関節を伸展させる太腿後ろ側のハムストリングスのMMCはよくない。

誰にでも利き腕、利き脚があるように、ヒトはMMCが良好な方を優先的に使おうとするから、意識性の原則が守れないMMCが未発達の筋肉は使いづらく、鍛えにくい。それが筋肥大しやすい部位としにくい部位が生じる一因になっている。

MMCを高めるには3つの方法がある。一つ目は筋トレ中に筋肉を手で軽く触れて意識を高めさせること。次に狙ったところに力が入った、疲れた、温かくなったといった筋肉の声に素直に耳を傾けること。仕上げに筋トレの動きをエアで行い、筋肉を絞るように刺激する「スクイーズ」を行うと一層効果的だ。

辛くても効くプログラムがある

同じメニューをずっと続けるとカラダが慣れて筋肥大にブレーキがかかる。そこで試したいのは10回×3セット以外のプログラム。

筋肉には、正反対の働きを持つ拮抗筋がある。拮抗筋を交互に鍛えるのがスーパーセット法。同じ部位を鍛える2種目を1セットずつ続けて行うのも効果的。これはコンパウンドセット法だ。

もう一つはドロップセット法。1セット目の限界に来たら、すぐに負荷を少し落としてさらに限界まで続け、いつもより深くオールアウトする。最終セットで1〜2段階ドロップするのが定石である。

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取材・文/井上健二 撮影/山城健朗 スタイリスト/山内省吾 取材協力/岡田隆(日本体育大学運動器外傷学研究室) 撮影協力/ゴールドジム東陽町スーパーセンター
(初出『Tarzan』No.739・2018年4月5日発売)

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