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極意は“ゆっくり過ぎるペース”、まずはウォーク&ランから|1か月で10km走れるようになろう! vol.2
ランニングアドバイザー市橋有里さん監修のもと、4週間で10kmを走り続けるようになるプログラム連載第2回。最初の1週は、週2回のウォーク&ラン。スピードは気にしなくて大丈夫です!
一度は達成してみたいフルマラソンの完走。42.195kmという長い長い道のりは、練習なしにいきなり走れるものではありません。
最初の目標はフルマラソンのおよそ4分の1にあたる10kmを走り続けられるようになること。4週間での達成を目指して頑張っていきましょう。
まずはウォーク&ランからスタート。無理して走る必要はありません。ちょっと走ってみて、疲れたら歩く。また走ってみて息が上がったら、歩いて呼吸を整える。この繰り返しで構いません。
第1週目のランニングメニュー
月曜 | 30分のウォーク&ラン |
---|---|
火曜 | 休み |
水曜 | 60分のウォーク&ラン |
木曜 | 休み |
金曜 | 休み |
土曜 | 60分のウォーク&ラン |
日曜 | 休み |
練習初日は30分間のウォーク&ラン。無理のないスピードで走ってみて、疲れたら歩く、走れそうだなと思ったらランを再開。これを30分間繰り返してみましょう。
1日空けてしっかりと休息をとったら、2日目の練習はウォーク&ランを60分。練習初日同様、“歩く”と“走る”の繰り返しです。後半、走るのが難しくなったら最後は歩くだけになってもOKです。
2日間カラダを休めたら、第1週の最後の練習。再び60分間のウォーク&ランですが、前回よりも可能な限りランの時間を長くしましょう。速く走る必要はありません。ゆっくり過ぎるかもと思うペースで大丈夫なので、なるべく長く走ってみてください。
走り出す前に姿勢をチェック

姿勢は頭から足先までに一本線が通るイメージ。姿勢をチェックするときは、壁を背にして気をつけをしてみましょう。肩甲骨、お尻、かかとが壁について、背中が壁から離れているのが良い姿勢です。

背中がぺったりと壁についたり、肩甲骨が壁から離れてしまうのはよくない姿勢。壁の前で姿勢を整えて、その姿勢をキープしながらウォーク&ランをしてみましょう。疲れてくると猫背になりがちなので、ウォーク&ランの途中で姿勢をチェックするのもおすすめです。
姿勢を維持するための筋肉を鍛える簡単トレ
トレーニング1:カーフレイズ



壁に手をつけ、両足を肩幅に開いて立つ。背中が丸まって腰が落ちないように注意。両足のかかとを上げてつま先立ちになり、戻る。10回×3セット。ウォーク&ランが終わった後にやってみましょう。

足の位置を壁から離すと、負荷が高まります。壁の近くでやるトレーニングが物足りない人は、足を壁から離してみてください。
トレーニング2:V字キープ

仰向けに寝て、両肘を床について上体を起こす。肘は肩の真下に。膝を伸ばしたまま可能な高さまで両脚を上げ、30秒キープ。3セット。ウォーク&ランが終わった後にやってみましょう。
教えてくれた人

取材・文/神津文人 撮影/大内香織