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いつかフルマラソンを完走してみたい。でもランニング経験はないし、何から始めたらいいのかよくわからない。そんな人はまず、10kmを走り続けられるようになることを目指しましょう! ランニングアドバイザー・市橋有里さんに伺った全5回の連載で、ランの準備と練習プログラムをご紹介。
一度は達成してみたいフルマラソンの完走。42.195kmという長い長い道のりは、練習なしにいきなり走れるものではありません。
最初の目標はフルマラソンのおよそ4分の1にあたる10kmを走り続けられるようになること。
現役時代に世界選手権の女子フルマラソンで銀メダルを獲得し、現在はランニングアドバイザーとして活躍している市橋有里さんに4週間で10kmを走れるようになるプログラムを作ってもらいました。
早速走りたいところですが、その前に、まずはウェアとシューズの準備からスタートしましょう。
Tシャツとスウェットパンツで走れないことはないけれど、ランニン用のウェアを着用した方が間違いなく快適に走ることができる。
「トップスは吸汗速乾性に優れたものを選ぶことが大切です」と市橋さん。汗が自分の肌やウェア内に長くとどまると汗冷えの原因になるし、ウェアが肌にまとわりついたり重くなるのは当然不快。気持ちよく走るために機能的なウェアが必要なのです」(市橋さん)
「またカラダの動きを妨げず、保温性のあるジャケットとタイツは、秋冬シーズンの外ランに欠かせないもの。「もちろんデザインもとても重要。モチベーションを上げてくれるウェアを選びましょう」
ケガや痛みのリスクを減らすために、シューズもランニング用のものを選ぶべき。
「ランニング初心者の方は、ミッドソールが厚くてクッション性が高いものを選びましょう。自分の足にフィットしていることが大切ですが、足先に1cm程度の余裕があるものがおすすめです。長い距離を走るとどうしても足がむくんでくるものなので、あまりピッタリしたものを選ぶと窮屈になってしまいます。ランニングのときに使うソックスを履いた状態で、ショップで試し履きをして、スタッフの方と相談しながら自分に合ったシューズを見つけてください」(市橋さん)
ウェアとシューズほどマストではないけれど、ポーチやランニングウォッチがあると、ランニングがより快適になります。スマートフォンや家のカギ、小銭などはポケットに入れると揺れが気になるもの。腰、ウェストに装着するタイプのポーチがあれば、そんな煩わしさから解放されます。
また寒い日は走り出すのが億劫になるものですが、ネックウォーマーや手袋を用意しておくとだいぶ寒さが和らぎます。ランニングウォッチはペースや距離の管理ができるのはもちろんのこと、ログを残すことで自分の頑張りを確認することができ、やる気アップにも繋がります。
「走るのが苦手な人ほど、できるだけ快適に走るための準備をすることをおすすめします!」
教えてくれた人
取材・文/神津文人 撮影/大内香織