愛犬といっしょに「コアバランス」トレ! インナーマッスルを強化しよう

ギアを用いたファンクショナルトレをひとつ、ご紹介。両腕で抱えた犬の動きで姿勢が不安定になり、体幹部の機能性がアップするはずだ。

取材・文/井上健二 撮影/山城健朗 監修/<a href="/tags/junji_sugahara/">菅原順二</a>(アランチャ代表)

(初出『Tarzan』No.750・2018年9月27日発売)

こちらの記事では、愛犬と戯れつつ、関節可動域を広げて動きを良くする「アニマルムーブ」を紹介した。

本記事では、空気を入れて使うディスク状のギア「バランスディスク」を使用する。手足やお尻を乗せると挙動が不安定になり、体幹などのインナーマッスルの強化に最適だ。

厚めのクッションでも可

本記事冒頭の写真のように、犬を両手で持ち、バランスディスク(または厚めのクッション)に坐る。肘を曲げて犬を胸の前で構える。

両膝を肩幅に開いて90度曲げる。上体を後ろに傾けて背中を丸め、両膝を上げて、ディスクから落ちないように姿勢を保つ。

愛犬のために守るべきこと

アニマルムーブのときと同様に、愛犬が不安や危険を感じないように、下に掲げた5つのルールは必ず守ること。

  1. ドッグファーストの精神を忘れない。
  2. 犬に安全な空間を確保する。
  3. 犬が嫌がったら無理強いしない。
  4. 回数にこだわらない。
  5. アイコンタクトを忘れない。

また、ファントレのキープ系は20〜30秒×1〜2セットが目安だが、犬の事情で回数がこなせなくても無理強いはやめよう。あくまで犬も喜ぶ遊びの延長で!

教えてくれた人

菅原順二さん
菅原順二さん(すがはら・じゅんじ)/1978年生まれ。パーソナルトレーナー、トレーニングスタジオ〈アランチャ〉代表。全米公認ストレングス&コンディショニングスペシャリスト。愛犬の小春ちゃん(ポメラニアン)は5か月のお転婆な女の子。重さは3kg。柴犬のハチは担当編集の親戚の愛犬。8歳のオスで重さ12.5kg。気位が高く性格はツンデレ?

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