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「立てた骨盤に背骨を乗せるイメージ」川田裕美さんの美姿勢の秘訣

川田裕美(かわた・ひろみ)/読売テレビのアナウンサーからフリーへ。『大阪人の新常識 OSAKA LOVER』(テレビ大阪)、『1周回って知らない話』(日本テレビ)、他に出演。

職種は違えど、そのスラッとした背すじは共通。なぜそんなに姿勢がいいのか、3名の著名人に聞いてみた。今回伺ったのは、アナウンサー・川田裕美さん。

骨盤を立て、その上に背骨を乗せるイメージ

画面に川田さんが映ると、なぜかココロ和む。「キリッとしたタイプではないですから」と彼女は笑うのだが、常にキリッとしているのが、その背中だ。

「自分の姿勢がいいと思ったことはないんですが、周りの人は褒めてくれる。背すじを伸ばしているほうが楽なんですよね。クセになっているというか」(川田さん)

アナウンサーを目指したときには姿勢を意識した。目標とする先輩たちは姿勢がよく、それを見よう見まねしていくうちに、ひとつ大事なことを学んだ。

「発声ではお腹の下の部分から息を出すんですが、姿勢が悪いと力が入らない。骨盤を立てて、その上に1個ずつ背骨を乗せていくようなイメージで立ったり座ったりすると、自然にお腹に力が入る。それが習慣になって、今に繫がっていると思います」(川田さん)

アナウンサー・川田裕美

原稿を読むときにも、背すじは大事

そして、この姿勢はアナウンス原稿を読むときにも役立った。

「読むときは長く息を吐くことが大切。句読点の度に息を吸うと、聞いている人は意味がわからなくなります。言葉がブツブツ切れると、文章として耳に入ってこない。もちろん、句読点では間を空けるのですが、息は吐き続けている。そのためには背すじを伸ばして、お腹に空気を溜めることが大事なんです」(川田さん)

ただ、今はちょっとした悩みを抱えている。といっても、1歳になった子供を持つ親としての、もしかしたらうれしい悩み。

「体重が9kgぐらいになったんです。楽々抱えていたのに、最近は腰骨で支えるというか…。今日も朝からずっと遊んで、それから仕事ですね。家庭ではカラダはグラグラです。だから、今は仕事では意識して姿勢に気をつけています。仕事が終わって家に帰ると、すべて潰されてしまうんですけど(笑)」

川田裕美さんの美姿勢ポイント
  • 腹の下の部分から息を出す。姿勢が悪いと力が入らない。
  • 骨盤を立てて、その上に背骨を乗せるイメージで立つ。
  • 原稿は背すじを伸ばし、腹に息を溜め、吐き続けながら読む。

取材・文/鈴木一朗 撮影/北尾渉 スタイリスト/池上純子 ヘア&メイク/井生香菜子

初出『Tarzan』No.818・2021年9月9日発売

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