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こんなパンを待っていた! 豆でつくられたグルテンフリーの《ZENB ブレッド》
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『ターザン』が運営する有料オンラインコミュニティ「TEAM Tarzan(チームターザン)」。「懸垂ができるようになりたい」ある日突然そう願ってしまった。風の日も雪の日も、ぶら下がり続けたチームターザンのメンバーmatsumiさんによる懸垂ストーリーを紹介。
こんにちは、TEAM Tarzanのメンバーmatsumiです。
私は今「懸垂」に夢中です。もちろん、初めから出来た訳じゃありません。でも、ある日突然「懸垂がしたい」という気持ちに出会ってから、コツコツと練習を続けてきました。今日はそんな私の懸垂ストーリーをご紹介します。
目次
2021年10月14日。通っていたジムを辞めて、エニタイムフィットネスに入会。一人でもトレーニングできるようにと、トレーナーさんがエニタイムまで来てくれて必要なマシンの使い方を一通りレクチャーしてくれました。その中のひとつにあったのが、これ、『アシストチン』。
セッティングがすぐ出来て、台の上で膝立ちになってアップダウンするだけで背中の筋肉が鍛えられる「アシストチン」がすぐ気に入りました!
「最近、アシストチンっていうのやってるんだよね」と家で雑談していると、夫が「アシストチンか。懸垂にいいんじゃない? アブローラーよりできると思うよ」というアドバイス。
そして、気がつくのです。「アシストチン」の名前の由来はチンニング(懸垂)のアシストだということに! そして、ふいに心に火が灯ります。「私は、懸垂ができるようになりたい!!!!」そう思ってからは、怒涛のトレーニングが始まりました。
まだまだ筋力が足りず、バーにぶらさがっていられないので、最初はアシストチンの台に乗った状態からの「ネガティブ懸垂」の練習をはじめました。ネガティブ懸垂とは、バーをカラダに引き寄せた状態から始めて、カラダを下にゆっくり降ろす懸垂のことです。
台に乗ってジワジワ~っと下がってきて、降りる。降りると台はウェイトに引かれて上に戻ります。また、台に乗って下がってきて降りる。
この繰り返し。あぁ楽しい…。何回も何回もずーっとやっていました。無心で同じことを繰り返すことが好きな私に、激しくフィット!
だんだん台に体重を掛けないように。自力でぶらさがって、懸垂しようと力ずくで遊び始めます。気にいったらどんどん進む! これがやりたいがために、ジムにいく回数も増え、どんどんのめり込んでいきます。
フォームより何より、まず上がりたい!
他のトレーニングはどうでもいいから、ともかく懸垂がしたい!
チームターザンの仲間からも「続けているとカラダが自分の体重を覚えてくれるから懸垂できるようになる」とハートにしっかり火をつけてもらいました。燃える。
絶対できるようになりたい!!!
2021年11月23日。チームターザンの仲間たちから「懸垂の練習にアシストゴムは必須!」というアドバイスを受け、原宿のフィットネスショップに直行。ショップ店員さんに相談しながら、紫色のゴムをゲット!
「このゴムでだいぶ楽になりますよ!懸垂がんばってください!」帰り際に店員さんから貰った嬉しい言葉を胸に、いざ練習場(ジム)へ。
正直、最初は怖かったです。足にゴムを掛けて、最後どうやって降りるのか想像がつかなかったから。恐る恐る、周りに人がいるときに試しました。
最初はゴム使っても逆手で2回しか上がれませんでしたが、しっかり楽しい未来を捉えた私。そして、このアシストが私の懸垂欲をさらに加速させました。楽しい〜!
急に懸垂が、グググっと私側にきた気がしました。だって、遠目から見るとゴムは薄くて見えないから、自力で懸垂ができているように見えちゃうんだもの。できる気になっちゃいますよ、これ。
もう、何かに取り憑かれたかのように懸垂しまくり。カラダもクネクネしちゃうし、全然スマートに上がれないけど、それでもちょっとずつ見える景色が変化していくのが日々嬉しくて仕方なかったです。
この相棒とも呼べるゴムバンド使って、脳に自分の体重をインプットしていきます! そして毎日思う「今日、できる気がする!」
2021年12月10日。トレーナーさんにパーソナルジムで懸垂も教えてもらうようになりました。まずは逆手で。
「逆手が5回できるようになったら順手で1回できる!」と言われ来る日も来る日も、普段の生活の中でもぶら下がれるものには片っ端からぶら下がっていくようになります。もうね、ぶら下がってないと心が安定しないんです(笑)。もう完全に夢中でした。
順手は背中の筋肉を中心に使う動きなのに対して、逆手は腕の筋肉を主体で使う動き。だからどうしても順手は難易度が高い(腕の筋肉のアシストが使えない)。順手で懸垂が出来るようになることにこだわりがあったのですが、逆手ができなければ先を教えてもらえないと思い、必死に取り組みました。
逆手といえども本当にしんどかったです。パワーがあればできるけど、私のような非力な女性には全パワーを注ぎ込んでもなかなかできない!
でも上がりたい欲が収まらず、人の懸垂している動画を見ては「なるほどーやってみよ」とか「今日できる気がする」と自宅で研究していました。
ぶら下がる→「えっ?できない」→帰宅→シュミレーション→できる気がする→ぶら下がる…
幸せのループの中で、充実感いっぱいの毎日。
2022年1月14日。「そんなに上まで上がらなくていいのでまずは逆手。逆手がクリア出来てから順手に」とトレーナーさんに言われていたのですが、この度ついに逆手懸垂100点もらいました!
もう、この頃には最初に何ができなくて何が大変だったかすら記憶にない状況で毎日腕がパンパンでした。。。とは言え、成功例を作れたことで達成感と希望に満ち溢れていたと思います。「終始ニヤけてますけど何か?」という感じでした。
「背中に、すごく筋肉がついたね!」とトレーナーさんもびっくり。そして、待ち焦がれた順手の練習も始まります。既に、想像上のワタシはかなりかっこいい。
面白いくらい、全然カラダも上がらず出来ませんでした。でも、順手って楽~。逆手の時に感じた、腕力を全てつぎこんで上がっていく辛さから一気に解放されました。
「できる!」「私できる!」
もちろんそんなに簡単にはできませんよー(笑)。
でも毎日毎日ぶらさがり続けて、何回かに1回できるようになっていきます。生きててこんなに自分の執念を感じたことはありません。
2022年2月22日。カラダがグラグラしてるし、一回ぶら下がってからじゃなく、床蹴っちゃってるけど、でも2回できちゃいました!
感動。できた! 「みんなー!見て見て〜」と心の中で叫びまくりました。
続けること。好きになること。これしかないと思います。
女性らしい背中からは離れちゃうけど、でも懸垂に取り組んだことで、私の個性がプラスされた、私にとってはとっても愛らしいカラダになりました。
懸垂は、私の未来が明るいことを教えてくれたと思ってます。たった数回しかできないけど、わたしの誇り。夢中になれるものがあるって幸せだ〜!
「ぶら下がる」が私は好きなんだ!って自覚してから世界が開けた気がしています。すごくしんどいし、やった分だけできたりもしないし腕太くなっちゃうけど、私は好き! だから、私は懸垂をずっとずっと愛し続けます。