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〈ナイキ〉のランニングシューズ3足を履き比べ! シューズトライアル体験レポート
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ふんわり感と抜群の軽さを誇る独自のミッドソール素材「FRESH FOAM」がさらにアップグレード! あらゆるレベルにフィットする〈ニューバランス〉の新作《FRESH FOAM TEMPO(フレッシュ フォーム テンポ)》の実力とは?
正月太りを解消したい。体力を取り戻したい。フルを完走したい。タイムを縮めたい。
走る動機は人それぞれ。だから、シューズ選びが楽しい反面、選択肢が多くて困る。ビギナーに必要なクッション性。上級者が求める軽さとソールの反発感。その両方をバランスよく備えた、あらゆるレベルのランナーに合うシューズはないものか…という人に推したいのが〈ニューバランス〉の新作《FRESH FOAM TEMPO》だ 。
ミッドソールに採用した改良版のフォーム素材「FRESH FOAM X」は単一素材の採用で、バネ感がありながら、ソフトな履き心地を実現。おまけに、見た目に反して驚くほど軽い。がっちりしたTPUヒールカウンターは長距離ランでも踵がブレず、通気性と柔軟性を両立したエンジニアドメッシュのおかげでアップテンポ時の足指の蹴り出しが抜群にいい。 万能型とはこれまさに。レベルは不問。全ランナーのために設計されたというのを、走るたびに実感する。
フルでサブ3.5の経験もあり、トレランもするので、裸足感覚の《MINIMUS》やレースモデルの《RC1300》などのドロップが低いシューズを好んで履いていました。《FRESH FOAM TEMPO》は、フォアフット、ミッドフット感を残しつつも、接地感が柔らかく、軽さもあり、長く走っても疲れにくいなと感じました。フルマラソンのレースシューズとしてはもちろん、LSDなどの練習用としても最適だなという印象です。
早速、近所を8km走ってきました。「FRESH FOAM X」のふんわりとしたクッション性はもちろん素晴らしいのですが、特に心地よかったのはアッパーのメッシュです。フィット感が強すぎると、蹴り出すときに足指にストレスがかかってしまうのですが、これは窮屈さもなく、通気性もあって長距離でも快適。日常のジョギングから、毎年参加している三浦半島の60km『みちくさウルトラマラソン』まで、距離を問わずに履けそうです。
昨年の東京マラソンでサブフォーを出しちゃいましたがラン歴は2年。しかも足を痛めてしばらく走っておらず…。そんな初心者&怪我人目線で感じたことは、いい意味で特徴がない、ということ。自分にはスピード重視のシューズだと反発が強すぎるし軽すぎて。《FRESH FOAM TEMPO》はちょうどいい。クッションも優しく、走ること自体に集中できる。クセの発見やフォームの見直し、リハビリジョグにもベストですね。
編集・文/仁田恭介 撮影/小川朋央 イラストレーション/竹田嘉文