いま着たい服、使いたいもの全部【Tarzan Locker-Room】|February 28, 2019
『ターザン』本誌のファッション連載〈ロッカールーム〉より、旬のアイテムをお届け! 70年代の〈ウールリッチ〉の名作パーカ復刻から、シンプルさがいまの気分にフィットするサコッシュまで。寒さがまだまだ続くなか、すぐそこまで来ている春への準備もぬかりなくスタートしたい。
photos: Tomoo Ogawa styling: Shinichi Sakagami text: Ryoko Iino edit: Kyosuke Nitta
(初出『Tarzan』No.758・2019年2月7日発売)

目次
たまには落ち着いたトーンもよさそうだ

鮮やかな差し色を使う冬の着こなしも楽しいが、アースカラーやベーシックカラーでまとめるのも都会的。70年代の〈ウールリッチ〉の名作パーカが〈ナナミカ〉によって復活。ポリエステル素材の2層GORE-TEX®:素材や光電子®:ダウンを使用し、最強の防水・防寒性。今回のコラボのためにデザインした赤のダブルネームワッペンにもときめく。96,000円、問い合わせ/ナナミカ 代官山 (TEL)03-5728-6550。
オーセンティックな〈ギャップ〉のスウェットパーカが今改めてグッとくる。5,463円、問い合わせ/ギャップフラッグシップ原宿 (TEL)03-5786-9200。
カーゴパンツだが、さすがは〈アクネ ストゥディオズ〉なだけあって品のいいテーパードシルエット。トラウザーズ感覚で穿ける。38,000円、問い合わせ/アクネ ストゥディオズ アオヤマ (TEL)03-6418-9923。
シンプルで持ちやすいキャンバストートバッグは、持ち手が肩掛けしやすい長めの作りで、ペンが差せる深めのポケットが外側だけでなく内側にも付く。何よりそれが〈ブルックス ブラザーズ レッド フリース〉というのに惹かれる。12,000円、問い合わせ/ブルックス ブラザーズ ジャパン (TEL)0120-185718。
〈サロモン〉独自の、着地時の振動を吸収する「バイブ」テクノロジーを搭載したロードランニングシューズがアップデート。潔いホワイトカラーがカッコいい。《SONIC RA2》。13,000円、問い合わせ/サロモン (TEL)03-6631-0837。
アイスバッグまで作る〈SOPH.〉の本気さよ

サッカーをこよなく愛する〈SOPH.〉が架空のフットボールチームを想定して作ったライン〈F.C.レアル ブリストル〉が、なんとアイスバッグを作ってしまった。ファッションブランドのグッズと侮るなかれ。氷を入れればすぐに冷え、さらには溶けにくく、結露もしづらい優秀な作り。出番がないに越したことはないが、こんな有事の時のアイスバッグ選びにも気を使えるのが大人である。
3,000円、問い合わせ/SOPH. (TEL)03-5775-2290。
大人が遊ぶならばリフレクターで

最近よく見かけるリフレクター素材はアウターなどでは難易度が高めだが、ウェストバッグのような小物ならばいい塩梅のアクセントになる。どうせ買うなら、むしろトゥーマッチぐらいのデザインがいい。〈ホワイトマウンテニアリング×イースト パック〉の新作は、ボディにもベルト部分にもリフレクターテープ付きで、ロゴプリントまでもが暗闇で光る。
13,000円、問い合わせ/ホワイトマウンテニアリング (TEL)03-6416-5381。
スウェットじゃない(!?)最強のスウェットパンツ

お馴染みの、アメリカ古着のようなスウェットパンツで外出できるのは若者の特権で、大人が着るにしてもせいぜいランニングの時だけと諦めていた。でも、〈リパーパス〉のものはデザインやシルエットはカジュアルなままに、素材には人工皮革「ウルトラスエード®:」を使用。ジャケットにも似合う佇まいだ。しかも洗濯可能で色落ちもないというから、もはやスウェットよりも穿きやすい。
27,000円、問い合わせ/レショップ (TEL)03-5413-4714。
家でも外でも主役になるローブ

ラップコートと呼びたくなるほどに〈アワー レガシー〉のローブはシックで大人っぽい雰囲気。ウール素材のゆったりとした質感やこっくりとした渋いブラウンの色合いがとにもかくにも優雅で、リラックスウェアとして着るだけではもったいない気もしてしまう。寒さが和らいだ頃には羽織り感覚でどうだろう。やや細めのきれいめなパンツとレザーシューズが似合いそうだ。
81,600円、問い合わせ/エドストローム オフィス (TEL)03-6427-5901。
モードなのに本気な佇まい

モノトーンでスマート、かつ、アウトドアシーンに最適なスニーカーを見つけたと思ったら、ジオメトリック柄のバッグでお馴染みの〈ピエール アルディ〉のものと知って驚いた。メッシュ素材で快適かつ軽快な見た目のアッパーに、地面をしっかり摑むソールのデザイン。細部まで本格的なデザインで、さすがの一言。都会的な印象だから街でガシガシ履こう。
100,000円、問い合わせ/ピエール アルディ 東京 (TEL)03-6712-6809。
MADE IN USAの気軽なサコッシュ

1985年の創業以来、ミネソタで生産を続けるアウトドアブランド〈バトル レイク アウトドアーズ〉のバッグ類は、シンプルなデザインのものが多いからつい手が伸びる。こちらはパスポートを入れるのにちょうどいい大きさのショルダーポーチ。スマホや折り財布ならばすっぽり収まってしまうから、普段使いにもってこいだ。サコッシュ全盛の今、この簡素なデザインが洒落ている。
3,500円、問い合わせ/メイデン・カンパニー (TEL)03-5410-9777。
いつもバッグにウィンドブレーカーを

トレーニングはいつも、やりたいと思った時がベストタイミング。その瞬間を逃さないよう、コンパクトなウィンドブレーカーをカバンに忍ばせておこう。デビューしたばかりの〈トミー スポーツ〉のウィンドブレーカーとパンツは、それぞれパッカブルなのが便利。シックなネイビーに、シグネチャーカラーが控えめに入ったデザインもいい。
ウィンドブレーカー19,000円、パンツ18,000円、問い合わせ/PVHジャパン (TEL)0120-266416。
どんな空間にも馴染む、使い勝手のいい家具を

腰掛けにもよさそうな木製のコットは、第二次世界大戦でアメリカ軍が使用していたものを復刻。フレームにはオーク材、シートには柔道着などに使われる日本製の刺し子素材を使用し、本革の縁取りでモダンに仕上げている。専用バッグに施されたイラストはLAで活躍中のイラストレーター、エリック・ジャンカーによるもの。
98,000円、問い合わせ/コンプレックス ユニバーサル ファニチャー サプライ (TEL)03-3760-0111。
定番ジャケットを、素材もカラーも春仕様にチェンジ

〈ワイルド シングス〉の真冬の定番中の定番、中綿にプリマロフトを使った「ハッピージャケット」もそろそろ春に向けて軽めの素材に衣替え。何かと便利な大きめのポケットをはじめとするデザインはそのままに、表地には高密度コットンを用いているため、ちょっとした撥水性も備えている。色のチョイスは〈ワイルド シングス〉らしいコヨーテブラウンを。暖かい春の着こなしにも映える。
22,000円、問い合わせ/INS (TEL)0120-900736。
やっと見つけた心から欲しいエプロン

なかなかこれ!といったものに出合うのが難しいエプロンだが、〈ノイク〉のアウトドアエプロンには一目惚れ。オーバーオールのようなボタンの仕様、ガーデニングエプロンのような短めの丈、どこをとっても愛嬌がある。生地は日本が誇るカイハラデニムを撥水加工したもので、バッチリ水を弾く! 見た目とは裏腹に頼もしいハイスペック。多めのポケットも嬉しいポイント。
21,000円、問い合わせ/にしのや (TEL)03-6452-6934。
シンプルでゴツくない、シルバーのブレスレット

普段アクセサリーをしない人も、武骨なシルバーのブレスレットならば着こなしにも取り入れやすい。メキシコで生まれたアクセサリーブランド〈ラバー〉のアイテムは、シルバーの名産地であるタスコで熟達した銀職人が一点一点オールハンドメイド。だからか、ゴツくなりがちなアイテムなのに、ほどよい温かみがあって、腕にすっと馴染む。値段も手頃。とくれば、これは絶対買い。
26,000円、問い合わせ/グラビテート (TEL)03-3464-6588。
※製品情報は全て公開当時のものです。