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探検家・角幡唯介さんが極地に挑む前に心がけていること

角幡唯介(かくはた・ゆうすけ)/1976年、北海道生まれ。ノンフィクション作家、探検家。太陽が姿を見せない北極の冬の探検を記録した2018年刊行の『極夜行』(文藝春秋)が本屋大賞 ノンフィクション本大賞を受賞。

雑誌『ターザン』No.757では、いつでも本領を発揮するためのコンディショニング術を、各界で活躍する方々にインタビューしました。本記事では、取材に応えてくれたお一人、『極夜行』の刊行以降も北極圏に足を運び続けている探検家・角幡唯介さんの強靱な体力を支えるコンディショニングを紹介します。

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プッシュアップとクランチの回数、それぞれ100回!

地平線の下に沈んだまま太陽が姿を見せない冬の北極。極夜と呼ばれるその時期の4か月に及ぶ探検を記録した『極夜行』の刊行以降も、北極圏に足を運び続けている角幡唯介さん。

一年に半年ほどという自宅にいる間は、執筆作業に追われるが、体力維持のために週4回ほどのランニングを欠かさないようにしている。

「一昨年鎌倉に引っ越してきてからは、自宅近所の山道を走っていますね。だいたい15kmぐらいの距離を2時間ぐらいかけて走ってます。夏場は10kmぐらいですね。夕方に走ることがほとんどなんですけど、暑いじゃないですか、最近の夏は!」

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週に4回、約15kmのランニングをした後は、ほぼ毎回プッシュアップとクランチをそれぞれ100回行う。習慣になっているので、大変ではないそう。疲れを翌日に持ち越さないように、ランニング、筋トレの後は入念にストレッチ。

持久力だけでなく、極地探検に欠かせない足腰の強化にもなっているというランニングをした日は、プッシュアップとクランチも行う。回数はそれぞれ100回だ!

「中学生の頃、腕を脱臼したんですけど、リハビリをしないと癖になるよと医師に言われたんです。そのときに千代の富士が1日1,000回腕立て伏せをして脱臼癖を克服したっていう記事を読んで。もちろん1,000回なんてできないですけど、腕立て伏せは断続的にですが続けているんです」

今年も早々にグリーンランドに行く予定だが、その前に必要な作業が増量だ。一度の極地探検で15kg以上体重が落ちたことがあるため、5〜6kgは増やしてから探検に臨む。

「手っ取り早いのは、寝る前にラーメンや焼きそばを食べること。体重が増えてくると美味しくなくなってくるのが辛いんですけど、確実に体重を増やせます。だからダイエットをしたい人は寝る前の炭水化物は控えた方がいいでしょうね(笑)」

取材・文/神津文人 撮影/小川朋央

(初出『Tarzan』No.757・2019年1月24日発売)

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