• 筋トレQ&A「なぜフォームがそこまで大事なの?」
TRAINING
2019.01.21

筋トレQ&A「なぜフォームがそこまで大事なの?」

筋トレQ&A「なぜフォームがそこまで大事なの?」

「どうすれば、最速でカラダを大きくできるの?」。筋肉は魔法のようにムクムクと大きくはならない。が、基礎を守れていれば最速で肥大する。日本体育大学運動器外傷学研究室・岡田隆先生に教えていただきました。

Q:なぜフォームがそこまで大事なの?

鍛え漏れ防止、狙った部位を追い込むのです

自体重やダンベルなどのフリーウェイトを用いた筋トレは動きが自由でボディメイクは自在な反面、フォームを定めるのが難しい。ジムのマシンは軌道が決まっているが、自体重やフリーウェイトは自ら軌道を微修正しなければならないからだ。

マシンならフォームの大崩れはそうないが、自体重やフリーウェイトは軌道のわずかなブレがフォームを乱す。加えてジムならパーソナルトレーナーの指導を受けると正しいフォームが身につくが、セルフで行う自宅トレは我流に走りやすく、悪いフォームがインプットされる恐れもある。

そもそも間違ったフォームはなぜ悪いのか。理由を3つ挙げよう。

第一にフォームが悪いと狙った場所に効かない。背中を鍛えているつもりなのに、腕に効いていたという残念なケースだってある。

第二に筋肉の鍛え漏れが生じ、キレイなシェイプが整わない。筋トレの標的はビッグサイズの大筋群で、複数のパーツからなる。たとえば、胸の大胸筋、背中の僧帽筋、肩の三角筋はいずれも3つの部位に分けられる。

上級者は各パーツをピンポイントで強化するために複数の種目を組み合わせるが、それだと種目数が増えて時間もかかる。初心者は1部位1〜2種目に絞り、大筋群も満遍なく鍛えるのが正しい。最低限の種目で筋肉をくまなく肥大させるために、筋肉の特徴を踏まえた正確なフォームで鍛え漏れをなくそう。

最後の理由は関節の稼働域が狭くなり、負荷が落ちるから。筋トレは稼働域をなるだけ大きく取り、最大に伸ばした最大伸張(フルストレッチ)から最大に縮める最大収縮(フルコントラクション)まで攻めるのが定石。重さや回数を気にすると狭い稼働域でやった気になり、頑張ったつもりでも結果が伴わないのだ。

変化を感じなくても効いている

一念発起して鍛え始めても、すぐさま雨後のタケノコのように筋肉がニョキニョキと増えるわけではない。

筋トレをすると動員される運動神経が増え、働く筋線維も結果的に増えてさらに太くなる。両者は同時に始まるが、筋肉が目に見えて大きくなり、変化が自覚できるまで最低8週間、平均12週間ほどかかる。

元のサイズに戻ろうとする傾向が強い筋肉に刺激を与え、筋肥大へ導くにはそれなりの努力と時間が不可欠だ。すぐに目立った変化が見受けられないからといって筋トレを諦めるのは慌て者。機が熟すまで待たれよ。


取材・文/井上健二 撮影/山城健朗 スタイリスト/山内省吾 取材協力/岡田隆(日本体育大学運動器外傷学研究室) 撮影協力/ゴールドジム東陽町スーパーセンター
(初出『Tarzan』No.739・2018年4月5日発売)

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